サーマルスコープの威力!
サーマルスコープについてはリンクの特集ページをご覧頂ければわかると思いますが、これは生き物が発する赤外線を検知し、熱画像として表示するサーマルカメラ搭載のスコープ(単眼鏡)のことなんです。
実際には、周囲より体温の高い鳥を赤や黒、白で色分けして表示するのですが、サンプル画像をお見せした方がわかり易いですよね。
少し余裕があったので、夜間に樹上で休んでいた鳥を、フュージョン(融合)、レッドホット、ブラックホット、ホワイトホットのモードの順で撮影してみました。(鳥は何だかわかりますか?)
同じカット内の同じような色や濃さの部分は、温度が近いと思ってください。
なんとなく、温度の高い部分は赤く表示させた方が見やすそうな気がしますが、実際は鳥との距離や画面内の大きさ、周辺の温度などによって、見やすいモードが異なります。
この条件だと黒や白も、意外と見やすいでしょ!
この鳥(ヤンバルクイナ)までは、20m弱だったかと思います。
まさか、暗闇の中で自分の姿が見られているとは思ってないでしょうね。
参考に、画面の左上の数字でレンズのズーム度合いがわかります。
かなり拡大できますが、デジタルのズームなので画質は粗くなっていきます。
1ステップ拡大したのが次の画像です。
写真にこだわるなら、センサーサイズが大きい高品位機種を選ぶようになりますね。
つぎは、100mほど離れた2羽のトラフズクです。
レッドホットモードは、左の個体はギリギリ赤く表示されていますが、右の個体は見えている面が少ないのか、赤くは表示されていませんね。
つまり、遠くの個体や小さな個体は赤く表示されないということなんです。
サーマルスコープは肉眼より少し倍率が高いので、近い鳥を探すときには上下左右にスコープをスライドさせながら探します。
輸入代理店には、視野がワイドの機種や高視野機能の追加もリクエストしています。
いずれにしても、サーマルスコープは鳥探しには役立つアイテムですが、日本よりも海外の方が積極的に使われているようですよ。
興味がありましたら、ホビーズの特集ページもご覧になってみてくださいね。
https://www.hobbysworld.com/original123.html
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