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2025年9月14日(日) ふなばし三番瀬海浜公園秋の渡りのシギチドリ観察&撮影教室実施レポート

9月14日(日)は、ふなばし三番瀬海浜公園秋の渡りのシギチドリ観察&撮影教室でした。
ロッキーさんから当日のレポートが届きましたので、お客さまのお写真とともにご紹介しますね。

以下ロッキーさんからのレポートです。

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▲干潟のミユビシギ

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▲三番瀬干潟に降りて観察中

914日(日)ふなばし三番瀬海浜公園にお集まりいただき、秋の渡りのシギチドリ観察&撮影教室を行いました。

観察デッキの日陰で受付とトイレを済ませ、観察&撮影準備を整えて観察会を始めました。

14日の潮周りは小潮でした。潮があまりひかず、海岸近くに出来た小さな干潟にシギチドリが集まっているはず。とスロープの上から確認するとみえる範囲にシギチドリは見当たりませんでした。

実は前日に三番瀬で干潟に多くのシギチドリを見ていたので、近くの干潟にシギチドリが見つけられず愕然としました。

鳥が少ないので、波打ち際に流れ着いたナガエツルノゲイトウのことや、多くのプラスチック片が見つけられましたので、多くの海鳥に影響を与えている海洋プラスチック汚染のことなどお話しさせていただきました。

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▲潮干狩り場の一番奥のネットの上に

砂浜に降りて観察すると潮干狩り場の一番奥のネットの上にダイゼンとオオソリハシシギを見つけることが出来ました。

残念ながらスワロATCを修理に出してしまったので、皆さんにスコープで見ていただくことは出来ませんでした。

自分は干潟でのシギチドリの観察でしたので、愛用のサイトロンSⅡBL 1642 STABILIZER (16倍・防振双眼鏡)を使い、遠い干潟の奥のネットのシギチドリもしっかりと見てご案内していましたが、ご参加の皆さまは8倍の双眼鏡で見えなかったかもしれませんね。

干潟の西側にミヤコドリを見つけて、西側に歩き始めると何かに驚いて東側の防泥堤に飛んでしまいました。

 

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▲砂浜のフレンドリーなキジバト1

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砂浜のフレンドリーなキジバト2

東に向かって歩いて行くと上空をハヤブサが飛んで、干潟にシギチドリが居ない理由がようやく分かり、皆さまにご説明差し上げました。

砂浜にはとてもフレンドリーなキジバトが居て、砂の中から何かを一生懸命に啄んでいて、かなり近くで観察できました。波打ち際のキジバトはちょっと珍しいでしょうか?

他にハクセキレイも観察出来ました。

 

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▲東側の突堤の一番奥で

東側の突堤を一番奥まで歩いて、やっとシギチドリをわりと近くで観察することが出来ました。

 

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▲防泥堤の上でまったりと

ミヤコドリは多くのウミネコたちと一緒に瞼を閉じたり羽繕いをしたりしてまったりしていました。さらに奥の石積みの上や石の隙間に見え隠れするシギチドリの群れを遠く観察することが出来ました。

 

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▲イソヒヨドリ

少し若いオスのイソヒヨドリが飛んで来て近くのネットに止まり、じっくり観察することが出来ました。

防泥堤のミヤコドリを観察していると、やがてシロチドリが手前に出て来ました。メダイチドリも動き始め、やがてシギチドリのいくつかの群れが飛び始めました。

飛んだ先を確認すると干潟に降りましたので、突堤の先端から干潟に向かって歩き始めました。

残念ながらこの時すでに1120分、バスは1140分発なので参加者に確認をして、お一人帰られることになりました。

 

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▲干潟の浅瀬でお食事中

残られた参加者と干潟に降りて、干潟で食事を始めたシギチドリを観察しました。

動かずに砂浜にしゃがんで観察していましたので、シギチドリがどんどんやって来ました。

クチバシを忙しく干潟に突き刺して食事をするシギと、立ち止まって餌を見つけると走り寄って食べるチドリ類の食事の仕方の違いをご説明、同じように見えても食事スタイルを見ているとメダイチドリとミユビシギ,ハマシギの違いが分かったのではないかと思います。

どれも同じように見えても、よく見れば種によって大きさの違い、くちばしの形や長さの違い、羽衣の色模様など、違いが分かったのではないでしょうか?

シロチドリ、メダイチドリ、トウネン、ミユビシギ、ハマシギが見分けられるようになられていたらうれしい限りです。

一番近い時には2mくらいの距離で、肉眼でもはっきりと見ることが出来ました。

ズームレンズを150mm端にしていてもはみ出してしまいそうでした。

 

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▲激近のトウネン

これからの旅路に備えてシギチドリたちは食事に夢中でした。姿勢を低くして動かずにいたので、どんどん近づいて目の前に来てくれました。

最後の最後にやっと秋の渡りのシギチドリたちで盛り上がることが出来て、正直ホッとしました。

トップ写真のミユビシギもこの時に撮影しました。ご参加の皆さまもきっと秋の渡りのシギチドリを楽しめ、よい写真が撮れたのではないでしょうか?

 

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▲キョウジョシギ

観察デッキ下の休憩所で、トイレと片付けを済ませて鳥合わせをしました。

914日(日)ふなばし三番瀬海浜公園秋の渡りのシギチドリ観察&撮影教室観察種は、

キジバト、ミヤコドリ、ダイゼン、シロチドリ、メダイチドリ、オオソリハシシギ、キョウジョシギ、トウネン、ミユビシギ、ハマシギ、ソリハシシギ、キアシシギ、ウミネコ、オオセグロカモメ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、トビ、チョウゲンボウ、ハヤブサ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイの28種、番外カワラバトでした。

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▲バス停近くのカフェレザミでランチをご一緒しました

 

ホビーズワールド観察&撮影教室にご参加いただきありがとうございました。

お疲れさまでした。

スコープが無く遠くのシギチドリをじっくりとお見せすることが出来ず申し訳ありませんでした。修理から戻りましたらまたご覧いただきたいと思っています。

 

次回観察&撮影教室は、10月19日(日)葛西臨海公園を予定しています。

ご都合よろしければ一緒にバードウオッチングを楽しみませんか?

その時に見られる鳥を丁寧に1種ずつ観察して、撮影もする観察会です。

初めての方もどうぞご遠慮なくご参加ください。

皆さまのご参加をお待ちしています。

よろしくお願いいたします。 


ロッキー松村

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今回もご参加のお客様よりお写真をご提供いただきましたので、ご紹介いたします。

【サーブ&ボレー様】

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▲キョウジョシギ

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▲ハクセキレイ幼鳥

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▲ハマシギ

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▲トウネン

 

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