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2025 年 5 月 11 日(日)谷津干潟観察&撮影教室実施レポート

前日の大雨はどこへやら、さすが晴れ男のロッキーさん、今回も良いお天気の下、干潟の鳥をご参加の皆さまと楽しんで来たようです。

ロッキーさんからレポートが届きましたので、ご参加の皆さまのお写真と共にご紹介いたします。

 

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▲津田沼高校前で谷津干潟観察&撮影教室の様子

 

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▲谷津干潟観察&撮影教室はアオサギから始まりました


ご参加の皆さまに JR 京葉線南船橋駅にお集まりいただき、湾岸道路の歩道を若松交差点まで歩きました。

横断歩道橋を渡り谷津干潟を見下ろすと、手前のコンクリート護岸に止まるアオサギが見えました。

すっかり婚姻色に変身して、風になびく飾り羽がとても綺麗でした。

直ぐ近くから大勢で見ているのにアオサギは気にする様子も見せず、堂々とモデルになってくれました。

ちなみにこの写真はスマホで撮っています。

アオサギをじっくりと観察した後で、歩道橋の下に降りて受付しました。

今回はケンコートキナーさまにご協力いただきましたので、角井さまからケンコー防振双眼鏡をご参加の皆さまに貸出し、お試しいただきました。

干潟のシギチドリ類を観察する時に、防振双眼鏡であれば、高倍率でも手振れなく観察することが出来ますので、繁殖羽の綺麗な羽衣を羽模様までしっかりと見ることが出来たのではないかと思っています。

ホビーズワールドでは、防振双眼鏡を各種取り揃えていますので、ぜひお出かけください。

防振双眼鏡

 

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▲潮が引く前の干潟で

 

観察会当日の潮周りは大潮でした。干潮は 10 時過ぎに 30cm とかなり引きました。谷津干潟は水路で海とつながっていますので、1 時間くらいの時間差が発生します。

観察会を始めた頃はまだ潮が引かず、水位が高い状態で水面を泳ぐスズガモやオオバンなどを観察しました。

 

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▲新緑の芝生広場で

 

谷津干潟公園の西側の入口から入り、梢の鳥など見ながらゆっくりと歩きました。

観察デッキからヨシ原など見ましたが、鳥は少な目でした。

自分は長年植木職人としていろいろな仕事をして来ましたので、多少植木の知識があります。

鳥が出ない時などはそこに生えている植木や草などについて、花のことやあれやこれや植物の豆知識などお話しさせていただいています。

この日も歩道に生えていたビロードモウズイカやベニカナメモチ、ウバメガシなどについて解説をしました。

鳥だけでなく植物のことも知っていると観察がより面白くなると思います。

芝生広場では、よい所にコゲラが飛んで来てくれて、じっくりと観察&撮影することが出来ました。

コゲラがギーと鳴くことは皆さんよくご存じですが、この時はチャッ・チャッと繁殖期特有の鳴き声もしてましたので、ご参加の皆さまに覚えていただけたのではないかと思っています。

自分なんかもまだまだですが、鳴き声を覚えると鳥見が楽しくなりますよね。

 

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▲潮が引き始めた干潟で

 

芝生広場展望台から干潟を観察しました。潮が引き始めてあちらこちらにアオサが見え隠れしていました。

水面に浮かぶハシビロガモや、サギ類やカワウなどを観察できました。

少し暑いくらいでしたが、水辺の鳥を見て涼しくなれたでしょうか?

ヨシ原でオオヨシキリの声を聴いて、一度谷津バラ園側に出てトイレ休憩をとりました。

谷津バラ園開園中で園内にはバラが綺麗に咲いていました。園外のショップではバラアイスなど販売中で、かなり暑くなって来ましたので、多くの方がバラの香りのアイスを楽しまれていました。

 

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▲潮が引いた干潟で

 

トイレ休憩をした後で再び干潟へ戻ると、潮が引いて現れた干潟にシギチドリ類がやって来ていました。

繁殖地への旅に備えて一生懸命に食事中でした。

ダイゼンも千鳥足とたとえられるように、歩いては止まりを繰り返して、ゴカイを見つけるとくちばしでつまんで、伸びるゴカイをギューンと慎重に引っ張り出していました。

まるでゴムパッチンのようで、見ていてとても楽しくて、このシーンは必ず押さえたいといつも狙っています。

ただ、ゴカイが小さいとすぐに引っ張り出されてしまい、すぐに口の中に吸い込まれてしまうので、チャンスは少な目だと思います。

ダイゼンがちぎれないように注意しながら、慎重に全身で引っ張っている姿は可愛いですよね。

身体の少し小さなメダイチドリは背伸びして引っ張ったりしていますので、そのあたりに注意して観察&撮影すると楽しいと思います。

 

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▲頭をカキカキ

 

シギチドリ類は潮が引いて干潟が現れている時間は、とにかく下を向いて懸命にお食事中なので、なかなか面白い写真を撮るのは難しいと思います。

三番瀬などでは低く構えて鳥目線で撮影出来ますので、どんなシーンも絵になると思います。
谷津干潟では外周道路からの観察&撮影になるので、どうしても見下ろした視線になり、鳥と背景になる地面が近いので単純な絵柄になり勝ちだと思います。

一瞬の伸びだったり、上空を気にして上を見たり、頭をかいている瞬間を狙ってみるのも面白いと思います。

鳥が何かをしている仕草は可愛いので、絵になると思います。

この時も見ていたハマシギのうちの 1 羽が頭をかき始めたので、素早くズームアップして撮影したのがこの写真です。

身体が揺れるので足を中心に波紋が広がっている事にも注目してくださいね。

ファインダーの中に 3 分割線を表示していますので、この線に合わせて構図を決めています。

3 分割の交点に主題が来るように配置するとよいと思います。3 分割の他には黄金分割線表示も自分は好きですね。

干潟をぐるりと周って、最後は津田沼高校側の歩道から間近にシギチドリ類をじっくりと時間を少し押して観察しました。

初めての方もいらっしゃいましたが、皆さんシギチドリ類を楽しめたのではないでしょうか?

5 月 11 日(日)谷津干潟観察&撮影教室観察種は、ハシビロガモ、スズガモ、オオバン、カイツブリ、ダイゼン、コチドリ、メダイチドリ、チュウシャクシギ、トウネン、ハマシギ、イソシギ、キアシシギ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ツバメ、オオヨシキリ S、メジロ、ムクドリ、スズメ、の 25 種、番外カワラバトでした。


干潟の北側の木陰で鳥合わせをして 12 時 30 分に解散しました。

 

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▲インドカレーでランチ

 

解散後に希望者とご一緒して、谷津遊路にあるインドカレー屋さんでランチを楽しみました。

鳥を見た後に美味しいものをいただくのもまた良いですよね。

よければご一緒しましょう。よろしくお願いいたします。

また、この日はシギチドリ一斉カウントが行われていました。

5 月 11 日に谷津干潟でカウントされたシギチドリの数をお知らせしておきますね。
ダイゼン 32、コチドリ 4、メダイチドリ 20、チュウシャクシギ 26、オオソリハシシギ 9、
キョウジョシギ 1、トウネン 225、ハマシギ 720、イソシギ 1、キアシシギ 46

ハマシギやトウネンはいっぱいいましたが、こんなにいたのですね。

遠目にいたと思っていたオオソリハシシギをちゃんと見られませんでしたが、やっぱり何処かにいたようです。

見逃してしまい申し訳なかったです。

ご協力いただきましたケンコートキナー角井さま、お疲れさまでした。ご協力に感謝申し上げます。

また、よろしくお願いいたします。

次回は 6 月 8 日(日)に大磯照が崎海岸でアオバトと大磯漁港で上がった新鮮な海の幸をいただくスペシャルバージョンで開催予定です。

下見をしてレポートを上げますのでお楽しみに!

一緒にアオバトを観察して、大磯漁港でその日に上がった地魚料理を楽しみませんか?

皆さまのご参加をお待ちしています。

どうぞよろしくお願いいたします。

ロッキー松村

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今回も参加者様よりいただいたお写真をご紹介いたします。

【小田 様】

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▲コゲラ

 

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▲ハマシギ

 

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▲メダイチドリ

 

 

【サーブ&ボレー様】

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▲キアシシギ

 

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▲コチドリ

 

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▲トウネン

 

 

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