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10月13日葛西臨海公園観察&撮影教室実施レポート

10月13日(日)快晴のお天気の下、葛西臨海公園鳥類園でホビーズワールド観察&撮影教室を実施しました。

ご参加の皆さまからのお写真とともにロッキーさんからのレポートをご紹介いたします。

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▲葛西臨海公園観察&撮影教室 鳥類園での一コマ

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▲モズ(鳥類園ウォッチングセンターテラスから)

 


朝から 20℃を超える快晴のお天気の下、ご参加の皆さまに葛西臨海公園駅西口噴水広場にお集まりいただきホビーズワールド葛西臨海公園観察&撮影教室を始めました。

いつもは西園から西なぎさを経て鳥類園を観察して来ましたが、鳥が少なめの端境期の観察会でしたので、今回の探鳥コースは鳥類園内を中心に歩きました。

バードウォッチング初心者の方がいらっしゃいましたので、先ずは双眼鏡の使い方からご説明差し上げました。

双眼鏡を買ったそのままでもとりあえずのぞけば見えていますが、自分の目に合うようにちゃんと設定すると見える世界が変わります。

意外と片目で見ている方が多いので、ちゃんと目幅をあわせて、視度調整をしてから見ることをおすすめします。

バードウォッチングは先ずよく観察することから始まります。

双眼鏡はそのための重要なアイテムです。

観察会のスタートは先ずはスズメから葛西臨海公園駅で駅舎の隙間に営巣するスズメをスコープでご覧いただきました。

スズメが近年減少していて絶滅危惧レベルであることが報告されましたが、その原因の一つに日本家屋の構造の変化などがあります。

昭和の建物は瓦屋根で構造的に瓦の下などにすき間があり、スズメが営巣しやすい環境でした。

現在の一般的な家屋には残念ながらスズメが営巣出来るすき間が無くなってしまいました。

スズメたちは環境の変化に逞しく対応して、都市環境に適応して営巣出来るすき間を見つけ出して生活しています。

そんなことを話しながら観察&撮影教室は始まりました。

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▲鳥類園上の池で観察中

 


駅からサービスセンターを経て鳥類園に向かいました。

ヒヨドリの声が多く聴こえ、声だけでなく姿も観察することが出来ました。

身近な鳥も双眼鏡で改めてじっくりと見ると羽模様の美しさや、仕草の可愛さに驚かされます。

よく、なんだ!ヒヨドリか!などと言われてあまり振り向かれることのないヒヨドリですが、ホビーズワールド観察&撮影教室ではその時に見られる鳥をじっくりと観察しています。

鳥との出会いは一期一会です。どんな鳥も大切に見て行きたいと考えています。

スズメやヒヨドリなど普段身近にいる鳥をじっくりと観察することで頭の中に鳥物差しが出来上がり、鳥を見た時にスズメと同じくらい、スズメより大きいけどヒヨドリよりは小さいなど、図鑑で調べる時の助けになることなどお話ししました。

オナガの声もあちこちで聴こえて来て姿も全員で観察出来ました。

上の池ではカモ類、カワウ、サギ類、カワセミにオオタカも見ることが出来ました。

1 種類ずつ図鑑で見ながらじっくりと観察しました。

北国から渡って来たばかりのカモたちはエクリプスと言って、オスもメスと同じような地味な茶色っぽい羽衣をしています。

難しいですけど、エクリプス羽衣を識別することはカモ観察の醍醐味だと思っています。

当日も持参してご参加の皆さまにご覧いただきましたが、カモ識別には「決定版日本のカモ識別図鑑」をおすすめします。

決定版 日本のカモ識別図鑑

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▲擬岩観察窓から

 

観察窓をのぞきながら、途中聴こえてくる鳥の声に注意しながら磯の小道を歩いて擬岩まで歩き、擬岩のぞき窓から下ノ池を観察しました。

その後旧江戸川河口でミサゴ、東なぎさとの間の水路でウミネコ、ツミなどを観察しました。

観察会の途中からは、すっかり夏日になって 10 月とは思えない陽気になりました。

鳥類園内をぐるりと一周して最後は改装された鳥類園ウォッチングセンターへ行きました。

階段を上がってテラスへ出るとモズが鳴いて木の上に出て来ました。

初めは手前の常緑樹に止まっていましたが、少し飛んで奥のネムノキのてっぺんに移動しました。

背景が綺麗に抜けて距離もありましたので、モズの背景が明るく光る木になるように撮った写真が冒頭のモズです。

観察会中はなかなか撮影出来ませんが、最後にやっと撮ることが出来た 1 枚です。

観察会の締め括りの鳥はモズになりました。

テントの日陰に入り鳥合わせをして、次回教室のご案内をして観察&撮影教室を終了しました。

10 月 13 日(日)葛西臨海公園観察&撮影教室観察種は、

ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、キジバト、オオバン、カイツブリ、ウミネコ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ミサゴ、ツミ、オオタカ、トビ、カワセミ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、キビタキC、スズメ、ハクセキレイの 27 種、番外カワラバトでした。


ご参加いただきました皆さま、お疲れさまでした。ありがとうございました。

ご都合よろしければ、またお出かけください。

ホビーズワールド観察&撮影教室は鳥を楽しく観察して、撮影もする会です。初心者の方も大歓迎です。一緒にバードウォッチングを楽しみましょう!

次回予定は 11 月 24 日(日)水元公園です。

Hobby's World 主催観察会

皆さまのご参加をお待ちしています。

現在ホビーズワールドでは秋のバードウォッチングフェア開催中です。

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図鑑、観察道具も含めて店頭スタッフが詳しくご案内差し上げます。

水鳥は隠れることなく水面にいて観察しやすいので、これからの季節はバードウォッチング入門に最適です。

ぜひホビーズワールドへお出かけください。

店舗案内|Hobby's World


ロッキー松村

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