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今年も、伊良湖へタカの渡り観察に行ってきました!(その2)

2024年伊良湖のタカの渡り観察レポートの続きです。その1からお読みください。

コーワオプトロニクス様よりお借りした望遠鏡の使用感レポートも少しありますので、そちらも参考にどうぞ。

(覗いた感じの画像をとりそびれてしまいました。)


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(3日目)

この日は朝5:00~からチェックアウトギリギリまで、ホテル駐車場にて渡り観察。

途中、女性陣で集まり、朝のビュッフェを窓際の席で食べていると、何やら見慣れぬ鳥の影を発見。

最初は『サギじゃない?』などど話していたのですが、近くなるにつれて、どうやら嘴や尾羽の形が違う・・・となり、3人のうち1人が持っていた双眼鏡をお借りして回し見。

オオグンカンドリの幼鳥であることに、一同歓喜。

しばらくトビと一緒に旋回して留まっていました。

(写真はクリックするときれいに見られます)
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▲オオグンカンドリ幼鳥

その後、帰りのための荷造りをするためにいったん部屋に戻り、やることを済ませた後に駐車場に戻って鳥見を再開。

この日は、サシバと同じくらいハチクマが飛来しました。

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▲チョウゲンボウ

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▲ハチクマ

 

ハチクマは結構出ましたが幼鳥が多く、オス成鳥がほとんど見られませんでした。

真上を通った個体も多く、観察にも撮影にもとても嬉しい状態。

他にも渡りの小鳥たちも来て、見るものに困らない(むしろ色々見るのに忙しい)ひとときでした。

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▲ノスリ

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▲サンショウクイ


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▲コムクドリ



今まで、私は何回も同じ種のタカの写真を撮るのか少し疑問だったのですが、雌雄や年齢等で色味や姿にバリエーションがあるのが楽しいのですね。

それに、ベストショットがその1回で撮れるとは限らないですものね。

いや~奥が深いですね。

 

たくさん渡ってくるタカたちに歓喜しつつ、ほかの猛禽がくるのを待っていると、見慣れない姿が。

先ほど朝食時に見かけた、オオグンカンドリの幼鳥が真上に飛んできました。

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▲オオグンカンドリ幼鳥

 

私はオオグンカンドリはおろか、グンカンドリ属を見ること自体初めてだったので、初めて出会う形の鳥を至近距離で観察出来てとても感動しました。

あと、初心者同様の私でもなんか違うのが分かるフォルムがとてもありがたかったです。

『羽が水に強い作りをしていないから潜れないし、他の鳥からエサを奪ったりする』と聞いてびっくり。

生物の進化の奥深さを味わいつつ、『でもそれは1種繁栄できるほど効率がいいのか・・・?』と更に疑問に思ったりもしました。

 

その後は、1日目と同じ場所で再度シギチを探しました。

田畑の電線で直翅目(バッタ)を食べているチョウゲンボウを見たり、干潟でとお~くにいるメダイチドリやキリアイたちを観察したり..。

そして数時間かけて、東京へ戻りました。

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▲ノビタキ

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▲マガモ

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▲チョウゲンボウ(足元にはバッタらしきものが)

 

今回でタカの渡りの魅力が前回より理解できたのと(前回はほとんどいなかったので・・・)、更に楽しむためには姿だけではなく行動をも併せて観察し、それを繰り返すことが必要なのだと痛感しました。

今回の私は最後まで、ちゃんと見分けられなかったです。

事前に買った『タカの渡り観察マニュアル』を更に読み込み、撮影した写真を整理がてら、また比較してみようと思います。

 

あと、今回はスコープの重要性をひしひしと感じられた3日間でした。

コーワさんからTSN-55ATSN-88Sをお借りして観察に臨みましたが、どちらも最高のクオリティのスコープでした。

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TSN-55Aは、三脚を装着した状態でも片手で持ち運べるような軽さで、女性スタッフから好評でした。
(スコープ965g、三脚・雲台を合わせても計2.5kgほど)

最低倍率が17倍と、他プロミナーシリーズのスコープと比較して低倍率のため、比較的、視野に捕えやすかったのも嬉しかったです。

先行機種であるTSN-550シリーズと比較して大幅に改善された視野の広さで、倍率を上げても快適に観察をすることが出来ました。

傾斜型は慣れるまでてこずると聞いていましたが、ある程度、山や木などの目標物がある場所なら、見たい場所の周辺に視界を持って来てから移動させる方法を何回かやっていくうちに慣れると思います。

目標物がない場所の観察なら、【フィールドスコープ用 照準器取り付けキット】 を使用すると快適に観察が楽しめますよ。

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傾斜型は複数のメンバーで観察をする、長時間観察する、観察しながら絵を描く、身長が低めの方などにおすすめです。

TSN-88S+TE-11WZⅡは、頼りがいのある最大60倍の倍率と解像度の良さ、大口径ならではの明るさで、1kmほど先にある斜面の枝にとまるアオバトや、厳しい条件にいる遠くのシギ・チドリも難なく観察出来たのが素晴らしかったです。

ただネックになるのが重さで、本体+アイピースのみで約1850gと、それを支える三脚・雲台の重さが更に加わるといった感じです。

その分、観察に申し分ない圧倒的なスペックなので、お車で遠征される方などは、こちらをお勧めしたいという感じですね。

 

追記

今年も『道の駅田原めっくんはうす』にてメロンのスイーツを頂きました。

同行したスタッフは昨年私が食べたミニメロンパフェを、私は飲料兼のものが欲しかったのでメロンクリームソーダを注文。

待ち時間なしで、その場ですぐ作ってくれました。

皆さんにも味は好評でしたので、お立ち寄りの際には是非お試しくださいね。

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