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『フィールドスコープ用 照準器取り付けキット』はタカの渡り観察でも重宝しました!

最近販売を始めた『フィールドスコープ用 照準器取り付けキット』をさっそく観察現場で使ってきましたので、使用方法と使用感をお伝えします。

照準器のセットは簡単で、その威力は抜群でした!

Img_8487

 

≪照準器の使い方≫ 

=Point=

  ・事前の光軸合わせ:①~③で、望遠鏡と照準器の光軸を合わせます。

  ・実際に照準器使用:すでに同じ目標物を捕えるように光軸を合わせてあるので、捕えたい目標物を照準器の赤いドットに重ねると、同じ目標物がスコープの視野内に入ります
        


=操作の手順(準備段階)=

スコープの視界の中央に目標物となるものを入れて雲台を固定し、ピントを合わせる。(三脚・雲台を使用します)

2_20241006152801

 

スコープの視界の中央に電柱の先をセットし、雲台を固定しました。

Img_8534

③スコープの雲台を固定した状態で、次は照準器の向きを調整し、スコープ中央に捕えた目標物に照準器の赤い点を重ねる。

ここで操作するのは、照準器を付けたマジックアームやボールヘッドです。

※両眼視をしたい場合は先に、目幅に照準器の位置を合わせておきます。

Img_8535照準器レンズ内の電柱頂に赤いドットを重ねました



=操作の手順(いよいよ実践)=

④スコープを固定している雲台を操作し、照準器の赤いドットを見たいものに重ねて固定する。

この時は道路標識をターゲットにしてみました。

1_20241006152801今回のターゲットは道路標識


照準器の赤いドットを目標物(今回は野鳥が見当たらなかったので道路標識)に重ねて固定。

Img_8536


そのあとにスコープを覗くと...

カメラがずれて斜め画像ですが、スコープでも同じ目標物を捕えました!

Img_8537

 

同じような距離の目標物を狙うなら、①~③の光軸合わせは一度だけ行えばOKです。

あとは、見たい目標物に照準器の赤いドットを重ねれば、スコープも同じものを捕えている...ということになります。

 

≪使用感≫

傾斜型は覗く場所が対物レンズより高い位置にあるため、スコープの視界にターゲットを入れるのが大変ですよね。

直視型でも遠くにいる野鳥を追うのは大変ですが、照準器があれば、目標物をピタッと捕えます。

捕えてから覗くまでのタイムラグがあるので、飛んでいる鳥は、飛翔方向の少し先にドットを合わせるのがコツ。

一度捕えてしまえば、その後は追跡することも可能です。
(しっかりとした三脚や性能の良いビデオ雲台を使いましょう)

今回の伊良湖での観察でも、次々に来る猛禽たちを素早く見つけて観察するのに、ストレスなくスコープを利用できました!
(試している本人もびっくり!)

慣れない傾斜型スコープのTSN-55Aでも、最初にきちんと照準器を合わせれば、あとは楽々でしたよ。

偶然見つけた遠~くのアオバトも、このパーツと照準器を使って瞬時に捕え、しっかり確認することができました。

あと、このキットは、構成が単純で組み立てがしやすく、目幅なども合わせやすいので、今まで照準器を導入するのを迷っていた方でも使いやすいかと思います。

直視型なら低めの【ボールヘッドキット】を、傾斜型なら背の高い【マジックアームキット】をご利用頂くとよいと思います。

照準器をうまく活用して、快適な観察・スマスコライフを送りましょう!

 

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