芸術の秋におすすめの展覧会情報 第2弾(By ロッキー松村)
10月9日(水)雨の中、京王線東府中駅から歩いて、府中の森公園を抜けて府中市美術館まで出かけて来ました。
府中市美術館では現在、アルフォンス・ミュシャ展を開催中です。
皆さまもおしゃれなミュシャのポスターを、きっと目にしたことがあると思います。
ここでちょっと、耳より情報...
なんと、10月12日(土)~14日(月)スポーツの日・祝日の3日間は「市民文化の日」の無料観覧日ということで、府中市民でなくても誰でも無料で観覧可能です。
ただし、混雑している時には入場制限があります。
自分も過去に市民文化の日無料観覧日に展覧会を見に行ったことがあります。
少しは気になるミュシャ展を横目に、府中市美術館玄関入って右手の市民ギャラリーへまっしぐら。
10月9日(水)から始まった佐野裕彦さん個展「野鳥図譜原画展プラスα」を見て来ました。
佐野裕彦さん個展「野鳥図譜原画展プラスα」は、10月9日(水)から10月14日(月)スポーツの日までの会期で行われます。
10日~13日は10:00~17:00、最終日14日は10:00~15:00の開催です。
日本で唯一のバードウォッチングマガジン「BIRDER」を、皆さまもご愛読されていらっしゃることと思っています。
その「BIRDER」誌で2009年〜2018年に連載されていた「野鳥図譜」の原画が展示されるとなれば、見に行かないわけには行きません。
印刷物で見るのと原画を見るのでは、雲泥の差があります。
印刷物では再現されない細部まで間近に見ることが出来、大変感動しました。
雨の日に美術館で、バードウォッチングを楽しませていただきました。
野鳥図譜原画の中から、好きな鳥を1枚だけご紹介させていただきます。
BIRDER誌上で拝見していた絵を目の前にして、大変感動しました。
航路観察に出ると一番目にすることが多いオオミズナギドリは、自分も大好きな鳥です。
洋上でソアリングして背面とお腹面が交互に黒白に見え、とても綺麗な海鳥です。
翼式と細かな羽模様が鮮やかに、また見事に再現されています。
自分もこんな風に描けたらどんなに素敵だろうと、筆遣いをなぞるように作品に見入ってしまいました。
プラスαは、野鳥生態画でした。
生態画の中から、丸太針金柵に止まるモズの絵を1枚ご紹介させていただきます。
リアルに描かれたモズと柵が、光り輝く秋の日の野原をバックに浮き立っています。
柵にちょこんと止まる虫がアクセントになり見事な構図で、つい、この後虫がどういう運命をたどるのか想像してしまいます。
こういう絵にしびれますね。
広い市民ギャラリーで、ゆったりと鑑賞出来ます。
おすすめの野鳥画展覧会です。
ミュシャ展とあわせて芸術の秋にひたる一日もよいですし、京王線東府中の一駅隣が多磨霊園なので、秋の一日、多磨霊園でバードウォッチングもかねて出かけるのもよさそうです。
芸術の秋に、おすすめの展覧会情報でした。
大好きなコアジサシの絵の前で、作者の佐野さんとツーショット撮らせていただきました。
*なお、佐野裕彦さんから作品と会場内の撮影と公開のご許可を得ています。
ぜひ、お出かけください。
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