ロッキーさんの「中村恵美さん写真展」レポート
9月28日(土)8時過ぎの干潮の谷津干潟では、秋の渡りの旅鳥達と越冬のために北国から帰り始めたカモたちの姿を観察出来ました。
100羽を超えるトウネンの群れやアカアシシギは自分は見られませんでしたが、キリアイもいたそうです。
他にはダイゼン、メダイチドリ、ソリハシシギ、イソシギ。カモ類はハシビロガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、スズガモなど...、そうそうシマアジも確認されてました。
干潟は渡り鳥たちの交差点、今年の谷津干潟は例年になくにぎわっているようです。
10月1日(火)から始まるワイルドライフフォトグラファー中村恵美さんの写真展「eternally 消えかけていた翼が再び空へ蘇った」に向けて、9月28日(土)に搬入設営展示作業のお手伝いをして来ました。
(アホウドリという蔑称をやめて、古く島根県地方の漁師さんが使っていたオキノタユウに改称しようと長谷川博先生が提唱されています)
自分は長谷川博先生を尊敬し、先生とお付き合いさせていただき、世界アルバトロスデー実行委員も務めていますので、アホウドリをオキノタユウと呼ぶことにしています。
略してタユウとも呼んでいます。航路観察ツアーに参加するとオキノタユウが出ると「アホウ」と呼ばれていて悲しくなります。オキノタユウこそ羽ばたくことなく高速でダイナミックソアリングして、神々しくもある大型の海鳥にふさわしい名前だと思っています。
惠美さんがいらっしゃる前に担当者と展示スペースを検討して、長谷川博先生からお借りしたオキノタユウ等身大タペストリーを天井から下げました。
惠美さんがいらしたところで、搬入された写真パネルを開梱しました。
写真パネルをご覧いただく順番など考えながら、ストーリーが感じられるようにバランスよく展示しました。
挨拶文~鳥島で繁殖するオキノタユウの写真~鳥島で繁殖するクロアシオキノタユウ~鳥島オキノタユウ調査説明パネルの順に外側から内側へとご覧いただきます。
パネルをかけ終わったところで、キャプションを貼り付けました。
会場入口にポスター看板も設置されて、設営終了しました。
最後に照明を調整して、玉切れしていたものを交換して写真パネルが明るく見えるようにしました。
会場内のテレビでは、鳥島でのオキノタユウ調査動画などを放映中です。
会場内では中村恵美さん撮影のオキノタユウ絵葉書、野鳥の会海洋プラスチック冊子、世界アルバトロスデー&シーバードウィーク海鳥リーフレットなどを配布中です。
ぜひお持ち帰りいただき、オキノタユウや海洋汚染や漁業混獲などに興味を持っていただければと思います。
今後、鳥の博物館さまからオキノタユウヒナのぬいぐるみ(等身大、実物重)、山階鳥類研究所さまからオキノタユウのデコイと聟島で使われたヒナ移送箱が展示される予定です。
ヒナのぬいぐるみを抱いて重さを体験できます。
ぜひヒナを抱っこしてダイナミックソアリングする等身大オキノタユウタペストリーの前で、記念写真をお撮りください。
お楽しみに!
展示設営を終えた会場で、eternally展を象徴する写真の前でワイルドライフフォトグラファーの中村恵美さんとお約束のツーショットいただきました。
今回の展示は、昨年5月に外国特派員協会で開かれた写真展の再現です。
前回は平日のみの展示でお見逃された方が大勢いらっしゃったと想像しています。
前回の展示については、過去のブログ記事をご参照ください。
ロッキーさんの、中村恵美さん写真展「eternally」鑑賞レポート: 営業日は毎日更新!ホビーズワールドスタッフブログ (cocolog-nifty.com)
会期は10月1日(火)~11月1日(金)午前9時~午後5時入館は午後4時30分まで
休館日は月曜日(月曜日が祝休日の場合は次の平日)
中村惠美 写真展「eternally ~消えかけていた翼が再び空へ蘇った~」|イベント情報|習志野市 谷津干潟自然観察センター (seibu-la.co.jp)
同展を鑑賞するには入館料が必要です。詳しくは谷津干潟自然観察センターのサイトをご覧ください。
施設のご案内|習志野市 谷津干潟自然観察センター (seibu-la.co.jp)
ワイルドライフフォトグラファー中村恵美さんホームページ
秋の渡りのシギ・チドリ類と渡って来たカモたちを見ながら、そろそろ鳥島に帰って来るオキノタユウのことを思いながら、中村恵美さんが撮影された鳥島で行われているオキノタユウ調査の様子や可愛らしいオキノタユウヒナなどをご覧いただければと思います。
芸術の秋におすすめの写真展です。
ぜひお出かけください。
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