野鳥の専門書、揃ってます。
野鳥の雑貨や機材を販売しているお店としてホビーズワールドをご存じの方は多いと思いますが、実は野鳥の書籍も取り扱っています。
ということで、今回はあまり普通の書店では取り扱いが少ない、もしくは無い書籍をご紹介します。
野外鳥類調査に関わる著名人が、現在の調査の手法を紹介してくれる一冊です。
ただ方法を教えるだけの手引きとは異なり、なぜその方法を用いるのか、各方法の注意点、関係する法律や調査が活用された実例等など、鳥類調査方法の健全な普及を目的として作られています。
ちなみに、表紙下部のイラストは山階鳥類研究所の平岡様のものだとのことです。
・清里湖の野鳥ごよみ&八ヶ岳南山麓野鳥観察地マップ 550円(税込)
全29ページの薄い冊子ですが、八ヶ岳野鳥クラブが16年かけて蓄積した清里湖の野鳥データとそれに基づく野鳥ごよみ、色々な解析データ、山梨県レッドデータブック記載種の出現情報、八ヶ岳南麓の野鳥観察地マップなど、八ヶ岳に野鳥観察に行くなら持っていて損はない一冊です。
筆者の廣田様がほぼ一人で15年かけて集めた多摩川の野鳥の記録です。
鳥類リストはもちろんのこと、平均種数、平均個体数、その月別、経年変化、繁殖が記録された種など事細かに記載されているほか、巻末には各文献からまとめた多摩川全域の鳥類リストが掲載されています。
加えてこの冊子には、観察できた339種について種ごとの記録が掲載されているのです。
さらに種ごとのページには観察した時の様子まで書かれているのだからこの分厚さ、437ページというページ数にも納得がいきます。
なかなかここまで事細かに1つの地域の野鳥について調べ上げている本には出会えないとおもいますので、観察や研究のフィールドにされている方はもちろんのこと、野鳥に興味の強い方なら読んでみることをお勧めします。いつもの観察がひと味もふた味もちがってくることでしょう。
文字通り、クマタカの生態を解説している図鑑で、部位の名称、各種用語の解説に始まり、クマタカの分類的位置づけや形態の特徴、各行動生態ごとの解説など・・・クマタカ観察に25年を費やした筆者だから書ける、いわば『クマタカの教科書』です。
筆者の若尾親氏は写真家ですので、豊富に掲載されているお写真も美麗です。
この他にも野鳥関係の書籍・図鑑を取り揃えておりますので、何かお目当ての書籍がございましたらお気軽にお問合せ下さい。
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