ロッキー松村の「アートウィングズ・ワークショップ展」レポート
またまた、アート好きなロッキーさんおすすめの生物画展覧会情報が届きました。作家の皆さんロッキーさんとお付き合いがあるみたいですよ。何にでもまめなロッキーさんらしいですよね。
以下ロッキーさんからのレポートです。
11 月 26 日(日)〜12 月 3 日(日)11:00〜18:00、最終日は 16:00 まで銀座 7 丁目にある銀座第 7 ビルギャラリーで、アートウィングズ・ワークショップ 2023年 第6回展が始まりました。
アートウィングズ・ワークショップ 2023 年 第 6 回展案内葉書表面
銀座第 7 ビルギャラリー 外観
会場:銀座第7ビルギャラリー
初日にお邪魔して、作家の皆さまと交流して来ました。
毎年今頃に開催されていて今年で 6 回目の展覧会です。
生き物を描き創るワイルドライフアートの世界、芸術としての野生生物作品をぜひご覧いただきたいと思います。
毎年楽しみにしている展覧会なので、今年はどんな作品が見られるだろうかと、いつもドキドキしながらギャラリーを訪れています。
毎回、作家の皆さまのお話を伺いながら鑑賞させていただいています。
作家の皆さまのご許可を得ましたので、作品の一部をご紹介させていただきます。
ギャラリーに着き一番初めに目にする作品がこちらです。
丸い環がちょうど光輪のようで、優しいフクロウ母子の姿は聖母子像を思わせました。
題名を見れば「祈り」で、やはりと感じてしまいました。
このフクロウ母子像は、今年のバードカービングコンクールの大賞と文部科学大臣賞を受賞されてらっしゃいます。
バードカービングを芸術の域に高めた、素晴らしい作品だと思います。
シナベニヤに焼きごてで焦げ目をつけて描かれています。
一発勝負の緊張感がすごいです。
焦がして描かれているだけとは思えない、深い色と羽などの質感表現が素晴らしいです。
栞といういうと、読みかけの書物にはさんで目じるしにする「しおり」を思い出されるでしょうか?
栞にはもう一つ、山や林を歩く時に迷わないように木の枝を折って目じるしにするもの、という意味があります。
真っ白な雪山の中、迷わずに歩く母親にしっかりと掴まる子猿、親子の情愛を感じさせます。
原田さんが目指す生き物の生命を描くワイルドライフアートの真髄が表現されています。
日頃、フェイスブックにデジタルスケッチを上げられていらっしゃるのですが、それらをまとめて一つの作品に仕上げられています。
左の壁面に、その習作が掛けられています。
湖の水面に浮かぶカモたちの表情が違い、波紋のリズムと相まって楽しい作品です。
大島信行さん作「カミキリムシは宇宙恐竜の夢を見るか?」ゴマダラカミキリ
いつも楽しい大島さんの作品、ウルトラマンで育った世代なので思いっきりツボでした。
細かく描かれたひねりの効いたギャグイラストは、とっても面白いですよ。
殻を破り、外界に出たばかりのあくまでも透明な青い蝉、透き通った羽は空のようです。
細やかな筆致で見事に写しとられた生命がそこに輝いています。素晴らしい作品です。
ご紹介した作品のほかにも、素晴らしい作品の数々が展示されています。
残りはぜひ会場で、ご自分の目でご覧ください。
また、ご紹介した作家さんのほかに、ワイルドライフアートの巨匠内藤貞夫先生と、大阪からご参加の谷上裕二さんの作品も展示されています。
8 名の作家さんが、それぞれ独自の創造で織り成す生命賛歌の世界をご覧ください。
おすすめの展覧会です。
ぜひお出かけください。
ロッキー松村
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