伊良湖の野鳥観察で使った双眼鏡(VictorySF・SIRIUS14)の使用感レポート
11/1のブログでお伝えした通り、先日、伊良湖でタカの渡りを観察した際に、色々とオーナー自前の機材を借りて観察していたのですが、
その中で、双眼鏡カールツァイスVictory SF 10×42と防振双眼鏡 SIRIUS(シリウス)14の実地での使用感がレポートできそうだったので、おすすめしたい用途などを交えて書かせて頂ければと思います。
▲SIRIUS14でタカを探している様子
▲左から、SIRIUS14とVictory SF10×42
まずVictory SFから。
さすがはカールツァイスのフラッグシップ機。手持ちの某メーカーの双眼鏡との差は歴然(値段の差を考えれば当然かと思いますが)、一緒に使用した他の双眼鏡と比べても像の明瞭さが格段に良くなります。
遠くの肉眼でほぼ見えない小さいタカの像が、こちらを使うとはっきり確認できるほどです。
口径が大きいので明るくなる代わりに重いので(780g)、猛禽類調査の場面での精密な観察が必要な場面など、ここぞというときに持って行きたいアイテムです。
同シリーズの32口径もこちらに負けない性能ですので、少し軽くしたい方はこちらをお勧めします。今回一緒に参加した女性の調査スタッフはVictory SF 10×32を愛用していましたよ。
Victory SF 10×42 451,440円(税込み)
続いてSIRIUS14ですが、防振機能OFFの状態でも高倍率の双眼鏡として十分使えるレンズ性能です。
私は防振OFFで野鳥をまんべんなく探して、像が確認出来たら防振機能をONにして使用していました。
防振機能ONにすると、普通の双眼鏡では観察が困難な遠くの野鳥でも、手ブレを気にせず細部まできちんと観察できました。
気になる視野の狭さを補って余りあるほどの防振機能の快適さです。
動いている車に乗って観察や野鳥探しをするときにも使えます。(今回の観察でも、遠くにいるツバメチドリなどの仕草や模様まで、車で移動しながらでもしっかりと観察できました。参加したスタッフ一同で『回し見』をしてその性能に感動していました。)
望遠鏡のように三脚などが必要ないので、道具1つでに高倍率観察をしたい方や、カメラを持っていて、望遠鏡までもっていくのはちょっと・・・という方にもおすすめです。
重さは500g程度なので、ずっと首から下げていても首や肩が凝ることはそんなになかったです。
おまけ
どちらの双眼鏡でも、ウルトラライトハーネスがあるとさらに快適に観察が出来ると思います。特に今回は炎天下(日中30℃超)だったので、SIRIUS14を付属のストラップで首からさげているときは、首周りにかなり汗をかいてしまいました。
別の双眼鏡(ニコンEDG 785gぐらい)をウルトラライトハーネスで装備しているときは、長時間でも特に不快感や首が疲れることは無かったので、重めだけど高性能な双眼鏡を使うとき、長時間観察をするとき、暑い時期など、買っておいて損はないと思いますよ。
お買い上げの際はコネクションラバーストラップも一緒にどうぞ。
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