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ロッキーさんの、中村恵美さん写真展「eternally」鑑賞レポート

オキノタユウ(現在の和名はアホウドリ)大好きなロッキーさん、丸の内仲通りにある丸の内二重橋ビル5階の公益社団法人 日本外国特派員協会(FCCJ)で開催中の中村恵美さんの写真展を見に行って来たようですよ。

Eternally


以下ロッキーさんからのレポートです。


Photo_20230511181501
鳥島繁殖地でのオキノタユウ(正式和名はアホウドリ、以下オキノタユウとします)

*会場内写真撮影自由ですが、中村恵美さんからブログへの掲載許可をいただいています。

5月6日(土)から、丸の内二重橋ビル5階の公益社団法人 日本外国特派員協会(FCCJ)で始まった中村恵美さんの写真展「eternally」を5月8日(月)に見て来ました。

開催場所情報も含めた、鑑賞レポートをお届けします。

Reternally中村恵美さん写真展「eternally」案内葉書 会場案内

 

最寄駅は、JR有楽町駅です。

会期は5月6日(土)~62日(金)、10~20時です。

日曜祝日は休館日ですので、ご注意ください。

Jr_20230511181901  
JR有楽町駅国際フォーラム口改札から外へ

有楽町駅の東京寄りホーム北側の階段を下りて、国際フォーラム口改札から外へ出ます。

Photo_20230511182001 
ビックカメラと国際フォーラムの間の道を皇居側へ


ビックカメラを左に曲って、皇居のお濠側へ歩いて行きます。

Photo_20230511182002  
帝国劇場が入った国際ビルの手前を右へ


国際ビルの手前の道は、ケヤキの街路樹が綺麗な丸の内仲通りです。

ケヤキ並木の下を1ブロック北へ歩きます。

Photo_20230511182003 
丸の内二重橋ビル

国際ビルの隣のビルが、丸の内二重橋ビルになります。

ビルの角から50mほど進むと

Photo_20230511182101 
丸の内二重橋ビル中央玄関


丸の内二重橋ビル5階に、目指す公益社団法人 日本外国特派員協会(FCCJ)があります。

ここからがちょっと不思議なのですが、1階のエレベーターからでは行けませんので、ご注意くださいませ。

Photo_20230511182102
玄関入ってすぐ右手のエスカレーターで一度地下へ降ります。


写真にも写ってますが、日本外国特派員協会(FCCJ)までビル内に青いFCCJ案内看板が立てられています。

エスカレーターを下りたら、左に歩いて行きます。

Photo_20230511182201  
地下エレベーターホール


天井から案内標識が下げられていますが、もう一度左に曲ると青いFCCJ案内看板が立てられたエレベーターホールがあります。

自動ドアから中に入り、正面のエレベーターに乗り5階で降ります。

Fccj 
公益社団法人 日本外国特派員協会(FCCJ)入口


エレベーターを降りとすぐ、日本外国特派員協会(FCCJ)入口です。

入口前で検温して手指の消毒をして、自動ドアの中に入り受付に中村恵美さんの写真展を見に来たと伝えれば大丈夫です。

テレビニュースで見た事があると思いますが、一般人が入ることが出来ない外国特派員協会の中に入る貴重な機会でもあります。

惠美さんの展示以外の展示物のどれもが気になってしまいました。

外国特派員協会で記者会見をされた方々の顔写真は圧巻でした。

Wildlife-photographer  
会場入口でwildlife photographerの中村恵美さん


今回の中村恵美さん写真展「eternally」は、建物内のコリドールに展示されています。

自分が出かけた時はたまたま惠美さんがいらっしゃいましたが、普段はいらっしゃらないことが多いようです。

でも素晴らしい展示が待っていますので、ぜひお出かけくださいな。

Photo_20230511182401  
写真展会場の様子

Photo_20230511182402
写真展開催挨拶文


中村恵美さん挨拶文から、抜粋意訳しています。

地球誕生から46億年、人間活動により多くの生き物たちの命が奪われ絶滅していった。

初めてオキノタユウの姿を見た時は、その愛くるしさに心を奪われ、彼らが辿ってきた歴史を知れば知るほど絶滅しないでいてくれたことが何よりうれしかった。

一度は人間の手により絶滅したと考えられていたオキノタユウが再発見され、人の手により守られ保護され数を増やし絶滅の危機から蘇りました。しかし海洋汚染、海洋プラスティック、気候変動、外来種問題など厳しい現実が今も多くの影響を与えています。

展示されている写真は山階鳥類研究所の鳥島調査に補助同行された時に撮影された写真です。人の手により大切に守られた命の存在それがオキノタユウです。

一度は絶滅したと考えられていましたが、1951年の鳥島測候所所長が燕崎で繁殖する10羽ほどのオキノタユウを発見してから72年が経ち、人々の努力に支えられオキノタユウ自らの力で復活し、今年鳥島から巣立つオキノタユウ幼鳥は1,000羽を超えます。

そして、72年の時を費やしやっと総個体数は8,000羽を超えます。500万とも600万とも言われた、鳥島が真っ白に見えた集団には程遠いですが、間違いなく復活への道を歩み始めています。

 

いろいろな場所で観察することが出来るようになったオキノタユウ、その美しい姿が見られる裏には長年にわたる人々の地道な保護活動があります。

今回の展示では、オキノタユウ保護活動についても詳しく紹介されています。

厳しい環境の中、調査員の皆さまの優しさとたゆみない努力があればこそですね。

惠美さんは最後に回復に合わせて、彼らの本来の姿を表す「沖の大夫(オキノタユウ)」という名前の復活を心から願うばかりです。...と結ばれています。

航路観察会でオキノタユウの神々しい姿を見るたびに、アホウドリという蔑称ではなくオキノタユウに改称するべきだと強く思っています。

 

最後に1枚だけ展示写真をご紹介いたします。

Illuminates 
illuminates

今回展示された写真の中で惠美さんが一番気に入られている写真を紹介させていただきます。

営巣地を見下ろす高台から、ヒナたちに影響を与えることなく写された夕陽を浴びたオキノタユウのヒナたち。

餌取に出た親鳥の帰りを一人巣でじっと待っているヒナの羽毛が金色に縁どられて輝き、命の気高さを感じますね。

惠美さんはこの命が未来に永遠にあることを願わずにはいられない。...と書かれています。

自分流に言えば、まじヤバい写真です。

背景にさりげなく写る海面が泣かせます。

まさに痺れる写真です。

ポスターに仕立てられた調査状況写真も必見です。

その中にはさまれた見事なカットもお見逃しなく!

 

まじでヤバいおすすめの写真展です。必見です!

会期は長いので、ご都合つけてぜひお出かけください。

よろしくお願いいたします。

 

最後にお約束のツーショット写真いただきました。

Photo_20230511182601
お気に入りの写真の前で

         

Avmatumura_20210508090801

ロッキー松村

 

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