ロッキーさんによる菅原貴徳さん写真展「とりとのとき」レポート
アート好きなロッキーさんから、芸術の秋におすすめの展覧会情報第3弾が届きました。今度は、ホビーズワールドでも写真集「木々と見る夢」の販売を始めた菅原貴徳さんの写真展初日に出かけたようですよ。
以下、ロッキーさんからのレポートです。
ホビーズワールド店頭・オンラインショップで販売が始まった菅原貴徳さんの写真集「【初回入荷分限定 著者サイン入り】木々と見る夢」
その菅原さんの写真展が、西新宿のOM SYSTEM GALLERYで始まりました。
タイトルは「とりとのとき」。
菅原さんの撮影スタイルを思わせるタイトルに、思わず唸らせられました。
初日に鑑賞して来ましたので、ギャラリー案内もかねてレポートをお届けします。
さOM SYSTEM GALLERY「とりとのとき」写真展入口
OM SYSTEM GALLERYというと、ちょっと分かりづらいかもしれませんね。
以前は、オリンパスギャラリー東京という名称でした。
オリンパスのデジタルカメラ部門などがOM SYSTEMという別会社になったため、名称変更になりました。
今年の2月3日から、「オリンパスプラザ東京」が「OM SYSTEM PLAZA」に名前が変わり、「オリンパスギャラリー東京」の名前も「OM SYSTEM GALLERY」に変わりました。
場所は今までと同じ、西新宿のエステック情報ビルの地下1階です。
先ずは、ギャラリーまでの道案内から
写真展会場ギャラリーのあるエステック情報ビルは新宿西口中央通り、都庁の2ブロック手前にあります。
新宿駅からは、地下歩道でつながっています。
写真に写っている東京モード学園のコクーンビル側ではありません。
東京都庁側の地下歩道ですので、お間違えのないようにお出かけください。
西口は現在工事中で景色がちょっと違いますので、分かりにくいかもしれませんね。
JR新宿駅を出たら左方向へ、東京都庁方向へ地下歩道を歩いて行きます。
西口中央改札からゆっくり歩いても7~8分くらいでしょうか?
普通に歩けば5分ほどで、目指すビルの地下1階入口に到着します。
地下歩道の上に、エステック情報ビルの案内が出ています。
地下歩道からOM SYSTEM PLAZAが見えていますので、階段を登って建物の中へ入りましょう。
OM SYSTEM PLAZA入口を入ると、カメラとレンズの展示コーナーの奥にOM SYSTEM GALLERY入口が見えています。
「とりとのとき」タイトルに込められた思い(写真展挨拶文より抜粋意訳)
これまでに出会ってきた鳥たちは、実に多種多様です。
鳥たちとの出会いを楽しみ丁寧に向き合う中で、鳥たちとともに雨に打たれたり、美しい夕焼けを見上げたりもしました。
鳥たちと共有した「とき」はいつだって至福のときでした。
積み重ねた「とき」の中で撮影した写真をご覧いただき、鳥たちがこれからも変わらず暮らしていけるために、今、我々人類が出来ることを考えるきっかけになればと考えています。
菅原さんに許可をいただき、会場内の写真を撮りましたので、心を揺さぶられた作品をご紹介いたします。
他の作品については、ぜひご自分の目でお確かめくださいな。
逆光の中飛ぶカワラヒワの群れ、カワラヒワの羽が日に透けて虹色に輝いています。
カワラヒワかと見過ごしてしまいがちですが、身近な鳥たちも視点を変えると思わぬ美しさが隠されています。
そんな写真に、泣きそうになってしまいました。
隣にちらりと写っている霙の中、冷たい雨に打たれてじっとしているオシドリにもジンとしました。
写真展は3部構成で展示されています。
第1部は新型コロナウィルス感染拡大の影響で海外取材に出かけられなくなった2年半余りのとき、改めて見つめ直し撮影された日本の鳥たちが展示されています。
自分が住む千葉県で撮影された大好きな海鳥から、写真展は始まっています。
写真展会場で先ず目にする最初の1枚目から、心を打ち抜かれてしまいました。
第2部は会いにいけなくなって、より恋しく感じた世界の鳥たちが展示されています。
そして第3部は、3年ぶりの海外取材で訪れた北極圏のノルウェー領・スヴァールバル諸島で撮影された作品です。
液晶モニターでは、その時に撮影された動画も放映されています。
並んで展示されたフルマカモメも動画の中に登場して、撮影風景とともに見られるのが面白いなと思いました。
菅原さんの写真は「野の鳥は野に」という中西悟堂を思わせ、写真の中の鳥たちがとても自然でリラックスしていて、表情が生き生きとしていてとても好きです。
野にいる鳥をあるがままの姿に写し撮ることは、鳥の写真を撮るうえでとても大切なことだと思っています。
白夜の沈まぬ太陽の光を浴びて飛ぶキョクアジサシの写真の前で、ツーショットいただきました。
キョクアジサシはごくまれに東京湾内でも観察されていて、実は自分がコアジサシ保護活動のお手伝いをしている検見川浜でも2020年に観察されています。
残念ながらこの時は、タッチの差で見逃したのですが、アジサシ類は大好きな鳥たちです。
キョクアジサシはその中でも、見たい鳥の上位にランク付けされる鳥になります。
写真展会場では、展示された作品の現物やプリントも購入可能です。
写真集やエコバック、Tシャツなども販売されています。
芸術の秋におすすめの写真展です、ぜひ時間を作って訪れていただきたいと思います。
自分流に言うと「まじ!ヤバい!」のでした。
見て損はありません。
菅原貴徳さん写真展「とりとのとき」は、11月28日(月)までの開催です。
開館時間は10:00 〜 18:00、最終日 15:00 まで。入場無料です。
※休館日 火曜・水曜(11月15日・16日・22日・23日)と27日(日)(ビル休館日)
また、毎日14時から30分ほどのギャラリートークが行われ、菅原さんから直接作品解説を聴くことが出来ます。
スペシャルトークも予定されています。
詳しくは、OM SYSTEMのホームページをご覧ください。
ホビーズワールド店頭では、今回の写真展にあわせて出版された「木々と見る夢」のほか、野鳥写真撮影入門書、菅原さんが写真を担当された野鳥図鑑も販売中です。
よろしければ、写真展帰りにお店にお立ち寄りください。
新宿からホビーズワールドまでは、都営地下鉄新宿線一本で乗り換えなしです。
新宿駅から10分少々、六つ目の小川町駅で降りA7出口の階段を登って外に出れば、出た右側ビルの3階がホビーズワールドです。
前回、箕輪さんの展示のときは御茶ノ水のギャラリーから歩いてお店まででしたが、今回は地下鉄利用になります。
写真展鑑賞とセットがおすすめですよ。
よろしくお願いいたします。
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