10/22 ロッキー松村の谷津干潟・教室レポート
10/22の観察&撮影教室では、谷津干潟で4年ぶりの記録となるアカアシシギが観察されたようですよ。
ロッキーさんからの当日のレポートが届きましたので、ご紹介しますね。以下ロッキーさんからのリポートです。
10/22(土)に開催した観察&撮影教室では、谷津干潟では4年ぶりのアカアシシギをじっくりと観察することが出来ました。
鳥との出会いは一期一会、ご参加の皆さまと秋の一日を楽しんで来ました。
10/22(土)谷津干潟に於いて、ホビーズワールド観察&撮影教室を実施しました。
南船橋駅南口階段を下りた所に9時集合でした。
受付、自己紹介後に観察会を始めました。
曇りがちでしたが時折陽が差して寒くはなく、まずまずの鳥見日和でした。
今回はスタッフを含めて8人での開催になりました。
初めて探鳥会に参加された親子の方もいらっしゃいましたので、身近な鳥から丁寧に全員で観察して行きました。
南船橋駅前から若松二丁目団地を通り、はらっぱ公園から若松公園を抜けて、谷津干潟と海を繋ぐ高瀬川の橋を渡りました。
橋の上から川を見ると海側に流れて潮が引いているのが分かりました。
ミズクラゲが流れて行ったり、水面をカワセミが鳴きながら真っ直ぐに飛んで行ったりするのが見られました。
スタッフの大谷さんが、防音壁沿いの緑地の植木に何か小鳥がいることに気が付きました。
しばらく見ていると、フライングキャッチをしたり地面に降りたりしてお食事中のようでした。
なかなかじっくりとは見せてくれませんでしたが、キビタキと確認できました。
オスの成鳥のように目立つ羽衣でしたらすぐに見つけられたかもしれませんが、地味なメス、または若鳥だったため、見つけるのが難しかったと思います。
南船橋駅前工事が始まったので、歩くコースを変更したのが良かったようです。
街中のちょっとした植え込みにも渡り途中の小鳥が潜んでいて、秋のバードウォッチングはドキドキの出会いがあって本当に楽しいですね。
三角干潟では、オナガガモがアオサを食べる様子やカワウの追い込み漁、アオサギやダイサギを観察して、いよいよ本日のメイン観察地谷津干潟へ移動しました。
湾岸道路の横断歩道橋を渡り谷津干潟の南西角から観察しました。
水面にはカルガモ、オナガガモ、オオバンが浮かんでいました。
コサギが足を水中でブルブルふるわせて餌を獲る様子も目の前で見ることが出来ました。
だんだん寒くなって来てカモ類やオオバンが次々と渡って来ているようです。
今後は数がもっと増えて羽衣も変わるのでより観察しやすくなると思います。
冬の間、カモ類は水面にじっと浮かんでいることが多いので、図鑑とゆっくりと見比べながら観察することが出来ます。
これからのシーズン、少し寒いですがバードウォッチングを始めるのに最適な季節です。
バードウォッチング入門には観察用具の双眼鏡と図鑑をまずそろえるとよいと思います。
コーワのYFⅡ30-8はコストパフォーマンスに優れ、見え味がよく使いやすいのでバードウォッチング入門にピッタリだと思います。
最近は写真の図鑑が流行っていますが、写真は撮影条件によって色が違って見えたりするので、自分はイラストタイプの図鑑を主に使っています。
谷口高司先生の、イラストが素敵な新・山野の鳥と水辺の鳥は入門にピッタリです。
ぜひホビーズワールドにお出かけください。
南西側の角から観察した後は、谷津干潟公園の北西ゲートから周回遊歩道を歩き始めました。
干潟の周囲には遊歩道が整備されています。
所々に観察デッキや観察壁があります。
北西側はヨシ原が広がっているので、冬の小鳥を期待しましたが、残念ながらオオジュリンの姿はありませんでした。
歩くうちに干潮を迎え、大きく干潟が現れました。
遠くの杭の上で魚を食べるミサゴを確認しました。
歩くうちに少し近づいて写真も撮りやすくなったと思います。
大きく干潟が広がったことで、小さなシギチドリ類が散ってしまいなかなか見つけることが出来ませんでした。
干潟の東側まで行ってようやくダイゼンを確認出来ました。
そしてこの日のハイライトが近づいて来ました。
橋を渡ってすぐの北東側の干潟で、谷津干潟で4年ぶりの確認になったアカアシシギを近くでゆっくりと観察することが出来ました。
名前の通り、赤い脚が特徴のシギです。
渡って来たばかりでよほどお腹が空いていたのか、次々とゴカイを引っ張り出して、洗って食べる様子を何回も観察出来ました。
一期一会の良い出会いになりました。
すぐ近くにハマシギもいて、2羽で並んでゴカイを食べる様子を観察出来ました。
ここで12時を過ぎてしまいましたので、観察を終了しました。
一番近いテラスまで移動して鳥合わせをして観察&撮影教室を終了しました。
所々でヒヨドリの渡りの群れが飛び去る姿や、渡って来たジョウビタキとの出会いもありよい観察会になりました。
終了後に駅までのご案内を兼ねて干潟の鳥を見ながらセンターまで移動しました。
希望者を谷津干潟自然観察センター内で開催中の岡本勇太君写真展にご案内しました。
ご参加いただいた皆様が撮影されたお写真、いくつかご紹介します。
まずは、お子様と初めてご参加いただいた岩崎様から。
次は常連の小田様。
お写真をお送り頂いた皆様、ありがとうございました!
<22日の観察種>
ヒドリガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、ダイゼン、アカアシシギ、イソシギ、ハマシギ、ウミネコ、ミサゴ、トビ、カワセミ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、ジョウビタキ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワの33種と番外カワラバトでした。
<観察時間>
9:00~12:10 約6,500歩 約4km
次回は来月11月20日(日)に葛西臨海公園を予定しています。
冬の小鳥やカモたちが数を増やし、猛禽類にも期待できそうです。
ご都合よろしければお申し込みの上お出かけください。
よろしくお願いいたします。
↓ 現在申し込み受付中です ↓
※申込締め切りは、前日夕方6時までです。
【ロッキー松村の観察&撮影教室】
・11月20日(日) 葛西臨海公園(東京都江戸川区)
海辺から草地、池や林など多様な環境があります!
・12月17日(土) 井の頭恩賜公園(東京都武蔵野市)
御殿山と玉川上水脇に広がる雑木林に多くの野鳥を見ることができます!
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【迫(さこ)ちゃんの野鳥観察会】
・11月12日(土) <スペシャル版>境川遊水地(神奈川県横浜市・藤沢市)
境川遊水地は3つの遊水地の総称で、神奈川県屈指の探鳥地です。
・12月11日(日) 多摩川登戸付近(神奈川県川崎市)
アクセスの良さや観察のしやすさ、種数の多さで人気です。
観察会の詳細・内容・お申込みは、こちらのURL先からご覧ください。
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