「アホウドリ‐地球を旅する奇跡の鳥‐」が開催中です!
東京メトロ銀座線虎ノ門駅出口3から歩いてすぐの領土・主権展示館で9月25日(日)まで行われている企画展「アホウドリ‐地球を旅する奇跡の鳥‐」を見て来ました。
アホウドリの今が分かる、海鳥好きならぜひ見ておきたいとても素晴らしい展示(月曜休館(月曜日が祝日の場合は翌火曜日が休館))でした。
”領土・主権展示館”と初めて聞く名前に、皆さんどんな施設なのだろうとお思いのことと思います。
自分も、今回の展示を長谷川先生からご案内いただき、初めて知り訪れた場所です。
北方四島、竹島、尖閣諸島に関する国の展示施設です。
東京メトロ銀座線 虎ノ門駅 出口3を出て1分ほど、虎ノ門金比羅宮の反対側にある虎ノ門三井ビルディングの1階にあります。
ビル玄関を入ってエントランス右側の階段を上がると、すぐ左側に入口があります。
日曜祝日は、外堀通り側の入口から入ります。
エトピリカのこんなキャラクターがあることも初めて知りました。
近くて遠い領土問題を、改めて考えさせられました。
展示を見ながら奥に進むと、オキノタユウ(正式和名:アホウドリ)の実物大パネルが掛けられてあります。
尖閣諸島で繁殖する個体群と、鳥島で繁殖する個体群が別種であることが確認されましたが、尖閣諸島の展示にはオキノタユウ(アホウドリ)の映像などが使われ大変興味深く拝見しました。
領土問題に関する展示を見ながら奥まで来ると、若鳥の剝製が展示されています。
それを見ながら2階への階段を登ると、今回の企画展「アホウドリ‐地球を旅する奇跡の鳥‐」会場です。
今回の展示は、東邦大学名誉教授長谷川博先生と、(公財)山階鳥類研究所の全面協力で行われています。
オキノタユウ(アホウドリ)について、尖閣個体群と鳥島個体群で2種に分かれることなどの最新知見から、絶滅の危機に追い込まれた悲しい歴史まで、ありとあらゆる事柄が分かる展示になっています。
その展示内容の一部をご紹介..。
以前繁殖していた小笠原諸島聟島での繁殖地再生事業に用いられた、鳥島から聟島へのヒナ輸送箱の実物が展示されています。
鳥島で産まれた40日目のヒナをこの箱に入れて運んだのかと思い、ヒナの匂いが残ってないかと嗅いでしまいました。(笑)
会場内には、実物大・実物重のオキノタユウ(アホウドリ)ヒナのぬいぐるみが展示されています。
抱っこすることができますので、ヒナ移送作戦を身近に感じることが出来ます。
オキノタユウ(アホウドリ)好きには、たまらない展示でした。
海鳥が好きで興味がおありでしたら、ぜひ、ご覧になってみてください。
また、今週の8月19日(金)13時から、(公財)山階鳥類研究所の油田照秋さんによる「小笠原諸島を再びアホウドリの島に!‐かつての繁殖地復活への取り組み‐」講演会が行われます。
まだ参加者募集中とのことですので、こちらもおすすめの講演会です。
お時間おありでしたら、ぜひご参加ください。
お申し込み詳細などは、下記リンク先をご覧ください。
領土・主権展示館企画展「アホウドリ‐地球を旅する奇跡の鳥‐」講演会のお知らせ
参考サイト
アクセス
(公財)山階鳥類研究所ホームページ
https://www.yamashina.or.jp/hp/event/event.html#ryoudo_shuken
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