GWはペンギン三昧! 「ペンギン大全」が、発売されました。※ホビーズ入荷は連休明けの見込み
タイトル通り、本書ではエンペラーペンギンからコガタペンギンまで全18種を網羅しているそうです。
出版社の解説によると...
南極に生息する雄大なエンペラーペンギンから、ニュージーランドやオーストラリアに生息するコガタペンギン、南大西洋やインド洋に生息するキタイワトビペンギンから赤道直下のガラパゴスペンギンまで、18種のペンギンについての知見を、それぞれの第一人者たちが執筆。また世界で最も脆弱な生き物の一つであるペンギンが絶滅の危機に瀕していることを明らかにし、彼らの生存を脅かす気候変動、汚染、漁業の不適切な管理などの問題にどう対処すればよいかを提言する。
...のだそうです。
まあ、ペンギンや鳥類の保全などに興味のない方には難しいかもしれませんが、逆に興味にある方には「待ってました!」の1冊でしょうね。
そんな方のために、翻訳の上田さんから届いたメッセージも紹介しましょうね。
4月26日(火)、青土社より『ペンギン大全』という新しいペンギンデータブックを翻訳・出版致します。国際自然保護連合(IUCN)種の保存委員会(SSC)ペンギンスペシャリストグループ(PSG)の共同代表、ボースマ博士とボルボログ博士が編者となり、合計49人の第一線の研究者が共同執筆したペンギンに関する専門的データブックです。
上田は、PSGメンバーとして、ボースマ博士から依頼され、3人の「ペンギン会議(PCJ)関係者(日本人です)」と共に翻訳致しました。
内容的には、やはりPCJ関係者と共に、1999年に翻訳・出版した『ペンギン大百科』(平凡社)の後継とも言える専門書です。
『ペンギン大全』最大の特長は、「18種各々の詳細な研究データのまとめと分析」に特化した点にあります。
これまでの専門書が、ほぼ全て「論文集」の形を採っているのに対して、『ペンギン大全』は「18種を研究している第一線の研究者たち」が協力して、これまでの研究データを振り返り、新たな研究結果を加えて「最新データ」を総括しているのです。
さらに、その分析に基づいて、各々のペンギンを今後どのように研究し、保全・救護していくべきか、課題も含めて「将来の行動指針」を明示しています。
この文献ほど、「ペンギンと人間との共存」について、現実的、具体的な方針を明確に提案している専門書は他に類例がありません。
この特長をご理解いただくために、上田が、「訳者序言」にて本書の意義を、「ペンギン学史」と「ペンギン保全史」においてペンギン研究・保全・救護に関する国際的変遷を、「略語・用語解説」において専門用語の簡単な説明を書き下ろしました。
...ということですから、きっと読み応えのある充実本なんだと思います。
さきにご案内した通り、GWも挟むので、先に紹介させて頂きました。
興味にある方は、時間がたっぷりあるGWに、ぜひぜひお読みになってくださいね。
出版社にリンクが飛びます
↓ ↓ ↓ ↓
http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3681
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