迫ちゃんの野鳥観察会 スペシャルVer.(@酒匂川河口)のご報告
12月19日(日)に酒匂川河口周辺において、「迫ちゃんの野鳥観察会」を行いました。
今回はその時の様子をレポートします。
小田原駅9時の集合予定でしたが、その前に全員集合しましたので、一本前のバスでスタート地点の酒匂川河口右岸に到着。
今回のコースは河口右岸から上流へ向かい、飯泉堰付近から支流の狩川へ沿って、大雄山線飯田岡駅をゴールとしました。
天候は快晴で、ほぼ無風状態の絶好の野鳥日和。
眼の前には広大な河川敷が広がり、遠くには大山や丹沢の山並みが見え、なかなかダイナミックな風景が広がっていました。
開始早々、眼の前の水面に今回の注目の鳥・カワアイサの10羽の群れを発見!
カワアイサは上流と下流を行き来するので、タイミングが悪いと観察できないことも多く、ラッキーでした。
一見、鳥がいないように見える河川敷ですが、目が慣れてきたのでしょうか、イカルチドリ、そして2羽のハマシギを続けて発見!
1羽のハマシギには調査用の足環が付いており、その場で調べたところ、ロシアのカムチャッカで装着されたものでした。
また、ここでは遠くの山稜で飛翔するオオタカとノスリを観察できました。
JR東海道線の鉄橋付近からカモが増え始めて、飯泉堰ではカモとカモメの群れがおり、じっくり観察しました。
特にヨシガモ雄の綺麗な頭部が印象的でした。
気になる猛禽類ですが、2羽にミサゴが登場して、私達の眼の前で何度も旋回しては水面に飛び込む狩りの様子をじっくり観察できました。
ここから狩川に沿って少し進み、扇町しらさぎ公園で昼食休憩としました。
周囲の山々を眺めたり、鳥の話をしながらの昼食となりました。
休憩を終えて、再び狩川の土手沿いの戻り、観察開始。
ここでの注目は下見時に観察したカワアイサでしたが、今回もいました!
先程の10羽の群れよりも近くからの観察となり、色鮮やかな朱色のくちばしと深緑の頭部が綺麗でした。
ゴールの飯田岡駅のそばまで来て、そろそろ鳥合わせのことが頭に浮かび始めた頃、最後の最後にハイタカが登場!
普段はじっくり観察できないことが多いハイタカですが、珍しく私たちの上空付近をしばらく飛び回るサービスを、素晴らしいトリを飾ってくれました。
最後となりましたが、参加者の皆様、この度はご参加いただきまして、有難うございました。
次回お申込みいただける観察会は、「3月5日(日) 東京都千代田区・皇居周辺」です。
宜しくお願いいたします。
迫 哲史
また別に、参加された方からの写真も届きましたので、お一人様・計3枚ずつ紹介しましょう。
先にN瀬様のカットを1枚掲載させて頂きましたが、N瀬様のあと2枚は、いずれもトビです。
背景や行動が加わると、トビも魅力ある被写体となりますね。
「初めての観察地でしたが、お天気と富士山の展望にも恵まれ、初見のカワアイサもじっくり観察することができました。」とのコメントも頂きました。
続いて、O田様。
まだまだ素晴らしいカットがあるのですが、他の方と重複するものもあるので、別のカットを紹介させて頂きます。
たくさん頂いているので、いつも助かります。
順に、優雅なダイサギ、コガモの飛び立ち、タヒバリの争いです。
どれも動きのあるシーンで、臨場感が伝わますね。
そして樹様。
こちらもミサゴの飛翔、ミサゴの狩猟、ハシビロガモの飛び立ちと、動きのあるカットをお送り頂きました。
通常バージョンは、高齢の方もお子さまも安心して参加頂ける内容を心がけていますが、たまには1日お付き合いいただくスペシャルバージョンも考えて行きたいと思っています。
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