最近のコメント

最近のトラックバック

« 探鳥計画にも便利な「石垣島の野鳥図鑑」が入荷しました | トップページ | 絶滅危惧種シマフクロウの未来を守りたい。給餌活動・調査にご支援を! »

ロッキー松村の <小笠原探鳥旅行記 ②>

ロッキーさんから、小笠原の探鳥記第2弾が届きましたよ!

その 2 父島観光編

Rokkiogasawarar


強い東風で大荒れの往路航海、父島入港は1時間遅れになりました。

この強い東風の影響で父島周辺海域は大荒れになり、チャーター船を利用して南島へ渡る予定の2日目の父島初日は、船が出せず車で島内観光しながらバードウォッチングに変更になりました。

予定が立たないのが島旅の面白いところでしょうか?この大荒れの海が今後の予定を様変わりさせましたが、素敵な出会いをもたらしてくれたと思っています。

 

Dsc_17881_▲父島二見港に停泊する おがさわら丸

二見港につくと今回お世話になる宿の車がお迎えに来ていました。

駐車場に行くと最初に目に飛び込んで来たのがタコノキでした。小笠原固有の植物で街路樹にも植えられていました。東京から南へ1,000km、亜熱帯の島に来たのだなと実感した瞬間でもあります。

Dsc_17862_
 ▲父島の街路樹 タコノキ

 

車に乗って今日から3日間お世話になるペンションFISH EYEさんへ。

玄関ドアや置かれたテーブルの上にもバードカービングが置かれていて、部屋の壁には素晴らしいクジラの写真も飾られてなかなか感じのよいペンションでした。

Dsc_17933_
▲ペンション FISH EYE 看板

 

部屋に荷物を置いて、ガーデンテーブルでパンとコーヒーのお昼ご飯を食べて、車に分乗して島内を周遊してバードウォッチングに出かけました。

Dsc_17924_
▲お昼ご飯のパンとコーヒー

 

双眼鏡は普段から12倍を使っているのですが、長年の使用でレンズに傷がつき外装も少しベタつき始めていたので、今回の航路探鳥デビューに備えて、ホビーズワールドで双眼鏡を新調しました。

ニコン モナーク5 12×42からコーワSVⅡ50-12 12×50にしたのですが、たった8mmの違いで、とても明るくなり大変満足な結果を得ています。

コーワの双眼鏡はコストパフォーマンスが高く性能も高いと思っています。

予算が限られていらっしゃる方は、コーワの双眼鏡をおすすめします。

また、ストラップは付属の幅広テープの物ではなく、ホビーズワールドで販売しているウルトラライトハーネスがコンパクトで邪魔にならず、とても使いやすかったです。

色々なかけ方で双眼鏡を下げられるのも特徴で、TPOにあわせて使い分けられる優れたストラップです。こちらもおすすめします。

 

ペンションから都道240号線、夜明け道路を旭平展望台まで、父島は東京から1,000Kmも離れているけど都内です。走っている車も品川ナンバー、主要道路が都道なのも何処か面白いですよね。

 

Dsc_00225_
▲展望台からの眺め


Dsc_18026_
▲旭平展望台 記念写真


展望台からは兄島と東島が見えていました。よい眺めを楽しみ記念写真を撮っていると背後からウグイスの声が!振り返って見ると柵のすぐ内側に姿が見えて、あまりにも近いのでスマホで撮りました。

Mov_1807_moment7_

▲ハシナガウグイス(スマホ)

 

フレンドリーな近さに正直驚きもしましたが、人にすれていない小笠原の自然を感じ、世界自然遺産を大切に守って行かないといけないと思いました。


夜明山で車を降りて、道路を歩いて行くと交通標識にアカガシラカラスバトを見つけました。

さらに進むと東平サンクチュアリーに到着、野猫による被害が甚大なので、初寝浦周辺一帯の繁殖地をフェンスで囲いアカガシラカラスバトを保護しているということでした。

Dsc_18238_
▲アカガシラカラスバトの標識


Dsc_18279_▲東平サンクチャリー

 

周辺にはトラップが設置され野猫の保護事業も同時に行われていました。「クルウ〜ウ、クルウ〜ウ」と低い声が聴こえて来て、周辺を探索しましたが姿をとらえることは出来ませんでした。

 

山を下りて夜明け道路から小港道路へ、今度は八瀬川沿いの遊歩道を鳥見しながら海まで歩きました。

にぎやかにメジロがさえずり、山の上をオガサワラノスリが飛び、川にはオオバンやイソシギ、イソヒヨドリの姿もありました。

Dsc_184410_
▲八瀬川探鳥中

 

海の手前には、東京都最南端のバス停がありました。


Dsc_184711_
▲東京都最南端のバス停

 

小港海岸に出ると珊瑚の砂の綺麗な砂浜の静かな入り江にイソヒヨドリの声が響いていました。

帰り道で車の中からサギの姿を見つけて、しばしサギウォッチング、何処から来たのかチュウサギとアマサギを観察しました。


Dsc_185512__20210507134001
▲小港海岸

 

メインストリートに戻りお土産ショッピングを楽しみ、その夜は居酒屋で夕ご飯、亀刺しなどで海底熟成島ラムを美味しくいただきました。

Dsc_186513_
 ▲居酒屋での晩御飯

Dsc_187214fish-eye_
▲FISH EYE 玄関

 

宿へ戻ればすっかり夜で、NHKのワールド東京をご覧いただいていて不思議なご縁を感じました。

滞在中に笠井キャプテンが録りためていらっしゃったビデオや貴重なスライド写真などを拝見させていただき、話が盛り上がりました。

本当に時間がいくらあっても足りない感じでした。父島最初の夜はペンション屋上のデッキチェアから眺める満天の星空で締めくくりました。

Dsc_188715_
▲屋上からの星空

 

Img_6392_▲オガサワラノスリ


Img_6406_
▲メジロ

 

Img_6398_▲イソヒヨドリ


Img_6411_
▲チュウサギ

 

ロッキー松村の <小笠原探鳥旅行記 ①>

ロッキー松村の <小笠原探鳥旅行記 ③>

 

Avmatumura_20210508090801

 

« 探鳥計画にも便利な「石垣島の野鳥図鑑」が入荷しました | トップページ | 絶滅危惧種シマフクロウの未来を守りたい。給餌活動・調査にご支援を! »

探鳥記」カテゴリの記事

2024年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ