鳥の楽園・コスタリカに行ってきました その7[最終回]
さて、いよいよコスタリカも最終探鳥地(サン・ヘラルド・ デ・ドタ)・高山の鳥編です。紹介する鳥の主役は、もちろん、世界で一番美しいといわれているケツァール。
でもまずは、他の特徴的な鳥たちから...。みんな知っているドングリキツツキ!
このキツツキ、ドングリを蓄えることで有名ですが、そのユニークな顔つきも魅力的です。
期待通り、地上でドングリを探している場面も目撃できました。
このキツツキは人懐っこく、あまり人間を気にしません。
屋根のフレームを覗き込んで何かしていましたが、これもドングリの貯蔵に関係しているのかもしれませんね。
つぎは、たいして特徴のなさそうな鳥ですが、キホオカマドトリ。
図鑑を見ると、頬の黄色い部分がリスの頬のように広がるようです。そう、ディズニーのチップ&デールのような鳥なんです。
そしてカマドトリの名前の由来は特徴的な巣にあり、巻貝のベース部分のような頑丈なつくりみたいですね。
これは、巣も見たかったですね~。
ちょっとピンボケですが、頬を少し膨らませたところも写ってました。
さて、まだまだ紹介したい鳥があるのですが、そろそろゴールへ向かいたいと思います。
ケツァールは数ヵ所の観察スポットで何度も見られましたが、オスの立派な個体の割合は10~20%程度でした。
まずは同じ種とは思えない、ちょっと地味なメスから。とても、世界一のメスとは思えません...。
メスの紹介ついでに、ケツァールの主なエサも。
この時期のケツァールは、ヒメアボカドという木の実が主食のようです。
この実は結構大きく、たまに口に戻しては、再び飲み込むような行動も見られました。
次はオスの若い個体。
さすがに美しいですが、腹に緑の羽が残っていたり、尾のように見える上尾筒の飾り羽も短めです。
そしていよいよ、立派なオスのお出ましです。
気を持たせるような登場の仕方ですが、実際にほぼこの順番で現れ、興奮は徐々に高まりました。
50m以上離れていたのに、拡大してみてビックリ。
やはり、美しい鳥です。
でも。これでも飾り羽は伸び切ってないんだそうです。
本当はブレブレなんですが、実を捕える瞬間が撮れたので、思いっきりシャープネスをかけたインチキ写真も。
最後はおまけで、名残のハチドリ。高山にしかいないヒノドハチドリは、角度によって喉が赤く染まります。
これもまだ薄い方ですが、100枚撮って1枚写るかどうか...。
ということで、コスタリカ探鳥記はこれにて終了です。
コスタリカには魅力的な鳥が多く、また、かなり見やすいことに驚きました。
これなら体力的に心配される方でも、自分のペースで楽しめると思います。
また季節の異なるマイコドリやヒゲドリもぜひ見たいですが、こちらは3月がベストとか。
また3月は、ケツァールの飾り羽も伸び切っていて一番美しい時期とのことですので、来年の3月あたりを目指してみたいと思います。
今回も鳥仲間と出かけましたが、興味のある方は、どうぞお声掛け下さ~い!
もし皆さんで出かけてみたいという方は、今回お世話になったコスタリカの”さくらツーリスト”に相談してみて下さい。
下村さんという方がやっており、もちろん日本語でやりとりができますよ。
今回のレポートにお付き合いいただき、ありがとうございました。
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