鳥の楽園・コスタリカに行ってきました その6
さて4日目の朝は、オロティーナ近くの海岸探鳥からスタートしました。
「昨夜は遠かったので、コンゴウインコをもっと近くで見せたい」とのガイドの思いを叶えるように、海岸の木にはペアと思われるコンゴウインコが出現。やはり近いと迫力があります。
コンゴウインコを観察していると、日本でもお馴染みのミサゴが魚を掴んで飛来。獲物はナマズの仲間のようです。
かなたの海上にはカッショクペリカンやワライカモメなどが飛翔していましたが、なにやらこちらに近づいてくる黒い鳥...。
アメリカグンカンドリのオス・メスでしたが、この仲間はいつ見ても興奮します。
ミサゴをまねたのか、真っ黒いクロノスリも魚を掴んで飛来。
この種の分布を見ると海岸線近くに生息しているようなので、普段から、魚やカニなどを食べているようですね。
コスタリカの鳥の多さは何度もお伝えしていますが、それは海岸近くでも同じでした。
ちょっと林に目を移すと、ケッツアールと同じキヌバネドリの仲間・ズゴロハグロキヌバネドリがとまっていました。
その名の通り、アオマユハチクイモドキも、ハチを捕えて出現。
カンムリサンジャクは、ぱっと見は、ルリガラの親分のようです。
パンダのような顔つきのタカは、ワライハヤブサ。
こんな顔つきで油断させて狩りをする...わけではないでしょうが、面白い模様です。
そろそろ朝食に...と言っていながら、なかなか鳥が途切れず、ペコペコのお腹でも嬉しい悲鳴でした。
朝食後には本日のメイン、どこでも人気のフクロウ類。本当は3種いたらしいのですが、そのうちの1種は行方不明となり、2種を見せてもらいました。
まずは、スピックスコノハズク。
おそらくオス・メスなのでしょうが、あまり大きさが変わらないですね。
我々はいる場所を教わってみるので分かりますが、ちょっと離れると、こ~んな感じ。
これは、教わらないと見れませんね。
そしてアカスズメフクロウは、なんと、スピックスコノハズクから50mしか離れていないところにいました。
本当は、見られるはずだったもう1種も、目と鼻の先にいたらしいのですが...。
あれっ、模様の異なる個体がもう一羽? いえいえ、これは同じ個体の後ろ姿なんです。
スズメフクロウの仲間は、後頭部にも顔の模様があるんです。
それにしてもこのフクロウ、大きさはたったの15cm。本当に、スズメ並みなんです!!
そして本日の最後は、なかなか姿を見せなかったセスジカッコウ。
個体が見つかるまで30分くらいかかった、忍者のようなカッコウでした。
さて、コスタリカ探鳥記もあと1回、つぎが最後、ケッツアールのいる高山編となります。
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