極東の鳥類 最新36号発刊!特集は鳥類相です。
今回も大変貴重な資料がまとまっています。目次を見てみると…
・ニジネコリマーツンドラの鳥類相:気候変動に伴う長期の動態
1.20世紀と21世紀十数年のニジネコリムスクの鳥類相動態
2.指標種の生息状況、分布、生息数
・豆満江下流部の鳥類とその保護
・ピョートル大帝湾北西部の島の鳥類相
・シホテアリン中部における鳥類の種構成と生息状況の特徴
・ゼア川上流域の鳥類
・ニジネ・プリアムーリエの広葉樹林の鳥類個体群と食性の研究資料
・コマンドル諸島の数種鳥類の観察
・ペンジン地方の鳥類
・コリャーク高地南部における鳥学上の発見
・オジョギン谷の鳥類相と生態分布
・ヤクーツク植物園の鳥類
・チュコト北東部の鳥類相と分布
・ウランゲル島のツンドラで繁殖する鳥類の生態分布
・引用文献
…(;一_一) 私は海外の地名や、日本国外の鳥に明るくないので、目次を読んだだけではピンときません…(/_;)
そこで、内容を読んでみました。たとえば、「・ピョートル大帝湾北西部の島の鳥類相」ではピュートル大帝湾の島々生息する鳥の種類や数、繁殖環境が説明されています。なんでも、これまでの研究者の主な関心が大陸部の鳥に向けられていたため、島の鳥類相は明らかになっていなかったそう。
オオミズナギドリやヒメクロウミツバメ、チュウジシギ、ハシブトウミガラスなどの繁殖の様子が載っています。
もともとはロシア語だった文献ですから、日本語ですらすら読めるのは大変ありがたいですね。目次を見ただけでは、ピンとこない方も、中身を読むとワクワクしてしまうと思います。
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