昨日の観察教室は皇居周辺でした
春の気配満点の皇居・東御苑では、シジュカラやメジロが囀っていたり、コゲラが追いかけっこをしていたりで、どの種も、繁殖シーズン間近といった印象でした。
ヨシガモやオカヨシガモが近くで見られたのもよかったです
ということで、参加頂いた大谷奈々子さんから、お写真をお借りしてみました。
いずれも近距離の良い条件で見られましたが、バッチリですね。
まずはメジロ。
そして、オカヨシガモです。
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さてさて、1枚目の写真に見慣れぬスコープが写っていたのにお気づきでしょうか?
そう、これが噂の「ツァイスVictory Harpia 85/95」なのです。
もう少し大きな画像をお見せすると...
手前が「ツァイスVictory Harpia 85」で、奥はお客様が持参されたスワロのATSです。
次は、さらにアップの画像です。
スワロよりずいぶん大きい印象ですが、これは手前にあるからで、写真の印象程は大きさは違いません。
今回の観察会で使ってみ感想を、簡単にレポートします。
〈外観〉
Harpiaのボディにはピントリングのようなものが2つありますが、接眼側の小さなものはズームリングなのです。
つまり、接眼レンズにはズーム機能がない→接眼レンズがスリムということになります。
〈光学性能〉
数百メートル離れたチョウゲンボウもヒメアマツバメも、ばっちり見えました。
しかし今回は鳥も比較的近く、厳しい条件下での観察はできませんでした。
お客様のスワロもHarpiaも、当たり前のようによく見えました
〈操作性〉
ピントリングは、おおまかにピントを合わせる粗動と、シビアに合わせる微動を1つのリングがこなします。これは実際に試してみないと分からないと思いますが、回転速度により自動で粗動と微動がシフトするのは不思議な感覚でした。
ズームリングも普通とは異なる位置にあるので、ちょっと慣れる必要がありますね。
〈使用感〉
接眼レンズを覗いて驚いたのは、その視野の広さです。実際の倍率よりも高く感じたのも印象に残りました。
ということで、Harpiaは、広い海岸やヨシ原で使ってみたくなりました。
いつか、そんなフィールドで皆さんと試せる機会ができるといいですね!
次回の観察&撮影教室は4/21(日)で、葛西臨海公園に行きます。
集合は9時に葛西臨海公園駅、参加費はいつもと同じ1,000円です。
夏鳥や渡り途中の鳥たちとの出会いを期待しましょう。
★お申込み: お電話やメールでお申し込み下さい
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