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ヨッシーの千島列島クルーズレポート⑥

いよいよ、バーダーにとって最大の関心事であるシラヒゲウミスズメ紹介の巻となりました。

ふたつの島からなるウシシル島の南側の島、ヤムキチャ島がその舞台です。

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千島の島々は霧がかかることが多いのですが、実際に上陸すると、霧がないこともよくあります。
ヤムキチャも同様で、晴れるとこんな感じの島となります。
湖のようにみえるのは潮の干満があるクレーター湾で、ここにエトロフやシラヒゲが集結します。

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「ここにはシラヒゲがいて、日没頃に大量のエトロフが戻ってくる。シラヒゲの帰島時間は遅い...」という情報だけを便りに観察しました。
すると...、たしかに夕方には、大量のエトロフが戻ってきました。

Photo

 

これはすごい!
エトロフは戻ると集団で水浴びを行い、周囲を高く飛び回ったり、再び海に出て行く群れもいます。
しかしシラヒゲは見つからず...。

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ざっと20万羽くらいかな...と思っていると、雲が多くて日没前に時間切れとなってしまいました。でも日没前といっても、すでに午後9時近くなんですけどね。
「さあ、一旦アフィナに帰ろう」と戻り始めると、さらにエトロフの群れが島に戻ってきました。
というより、群れの本体はこれから戻ってくるみたいです ((゚゚дд゚゚ ))!!
群れは帯になり、数百から数千羽の群れが途切れることなく島に向かってきます。
結局最後まで見切れませんでしたが、エトロフの個体数は100万羽を超えているようです。
本当にビックリしましたね!!!!

Photo_2

さて、エトロフの群れは感動的でしたが、たった1羽も見られなかったシラヒゲを求め、翌朝に再チャレンジしました。
すると...浮いていたエトロフの群れの中にシラヒゲを発見。

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ほっと胸をなで下ろす参加者一同。
しかし人間というものは欲深いもので、ひと通り撮影すると、「次は岩にとまっているところを」とのリクエスト。
しかし、繁殖しているであろう小島をひと回りしても、水際の岩場にシラヒゲの姿はなし。
しかし2週目に入ると、シラヒゲの小群が次第に水際に近づいてきました。
「あとちょっと、もう一息!」とヤキモキしていると、シラヒゲはパラパラと陸に上がり始めました

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観察を終わってみれば、シラヒゲは自分たちの生活サイクルでいたりいなかったりする時間帯があったんですね。
最初は、人間を警戒しているのかと思って慎重に観察していましたが、エトロフとは異なるシラヒゲの生態を垣間見ることができ、とても意義深い観察ができました。
今年は「アドベンチャーツアー」で、ハイキングや温泉、植物を楽しむ方もいる混合チームでしたが、来年は鳥見ツアーが1本できるようです。
今回は下見だったのか...!と思えるほどピンポイントに目玉を目指し、また新たな海鳥生息地訪問もあるかもしれません。
ホビーズも関係しますので、興味のある方は一報下さいネ!
(船は12名程度しか乗れません)
〔レポートのバックナンバーはこちら↓〕
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