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ヨッシーの千島列島クルーズレポート⑦

千島列島クルーズのレポートも、いよいよ最終回です。
今回は短時間でしたが、いくつかの島々に上陸しましたので、観察した陸地の鳥たちを紹介します。72

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千島の島々は、大きさも形も、そして山の高さもまちまちです。
ある程度高い山がある島には樹林環境もあり、標高も低く平坦な島には草地だけだったりします。
今回は、上陸といってもほんの1~2時間で海の周辺だけですから、島の全体像がつかめたわけではありません。どうぞ、その前提でお読み頂ければと思います。
島を訪ねた7月下旬は小鳥たちの繁殖期終盤にあたるため、鳴声や姿の確認は少なかったです。
そんななか、シムシル島やウルップ島などの海岸近くの樹林(低木の疎林)では、オオムシクイの声が結構聞かれました。
日本の本州亜高山帯では、メボソムシクイは8月のお盆過ぎでも鳴いていますが、このたぐいはどこでも、遅くまでよく鳴くようですね。
下の写真は島ではなく、ペトロハブロフスクカムチャツキーのホテル裏の丘から見下ろした風景ですが、ここでもオオムシクイはよく鳴いていました。

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島々の草地では、シマセンニュウの声がよく聞かれました。ヤムキチャ島(ウシシル島の南島)では巣立ちビナを伴う家族群も見られましたが写真は撮れませんでした。
次の写真は、ヤムキチャ島の草地の様子です。

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また、2時間ほど滞在したシムシル島の海岸近くは、なだらかな地形で多様な植生があったため、小鳥類が一番みられました。
ノゴマは、数個体を確認。

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そしてアカハラ。
エサを運ぶ途中、建物の屋根に一瞬だけとまりました。

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ギンザンマシコは、ちょっと遠い建物のアンテナにとまりました。

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ホシガラスも、遠い建物の屋上に飛来。

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このほかにも、ウソが飛翔していましたが、今回の小鳥で一番驚いたのがこれ。
一瞬だけの観察だったのでボケボケ写真ですが、コシアカツバメが千島のシムシル島に1羽だけいたのです!!!!!!!!
アクシデント的な記録なのでしょうが、驚きました !!(゚ロ゚屮)屮

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ホシガラスを除くカラスは、ワタリガラスだけでした。
ペトロハブロフスクカムチャツキーはハシボソでしたが、やはり異なるのですね。
いくつかの島々で観察されたので、千島列島には幅広く分布しているようです。

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そして千島列島の猛禽類は、ケアシノスリ、オジロワシ、ハヤブサの3種。
先に紹介したオオワシがペトロハブロフスクカムチャツキーのアバチャ湾で観察されているので、今回のツアー範囲でみれば、猛禽類は4種記録されました。
ケアシノスリはシュムシュ島とオンネコタン島で確認。
オンネコタンはすぐ頭上を飛びましたが、濃い霧と小雨という最悪のコンディション。

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オジロワシはウルップ島やオンネコタン島で確認。

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ハヤブサ成鳥も数カ所で確認しましたが、ペトロハブロフスクカムチャツキー周辺の個体も含めて腹部の斑が青っぽく太い個体ばかりでした。
現在ではオオハヤブサとされている亜種のようですね。

何かをつかんでいるハヤブサが頭上を通過。
撮影時には一瞬のできごとで分りませんでしたが、拡大したら、エトロフをつかんでいました。

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まだまだ謎だらけの千島列島。
来年は、6月初旬~7月初旬間の10日間ほどでツアーが計画され始めています!

「ヨッシーの千島列島クルーズレポート」バックナンバーはコチラ↓

ヨッシーの千島列島クルーズレポート⑥
ヨッシーの千島列島クルーズレポート⑤
ヨッシーの千島列島クルーズレポート④
ヨッシーの千島列島クルーズレポート③
ヨッシーの千島列島クルーズレポート②

ヨッシーの千島列島クルーズレポート①

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