神奈川猛禽類レポートII入荷しました!
神奈川の猛禽類といえば、丹沢に棲息しているクマタカが真っ先に思い浮かびます。
大山や塔ノ岳、鍋割山といった丹沢の山に行くと、2回に1回くらいは目にする機会がある比較的身近な猛禽ですが、生態となるとなかなか知るチャンスはないですよね。
2000年に刊行された「神奈川猛禽類レポート」は、丹沢のクマタカの生態に踏み込んだ一般にも手に入る唯一ともいえる報告書でしたが、この度17年の時を経てようやく改訂版となる「神奈川猛禽類レポートII」 が発刊されました。
第一章はクマタカが取り上げられていて、丹沢での営巣木の樹種や現在営巣を確認している20箇所の繁殖状況といったクマタカの生態から、神奈川県における猛禽類保護の歩み、森林施業との調整など、保全に関わる内容にも触れられています。
第二章では、オオタカ、ハチクマ(神奈川県で繁殖した初めての公式記録)、ミサゴの繁殖記録、アオバズクの観察、ツミの記録が報告されています。
第三章では、神奈川県で確認された猛禽類26種について、神奈川県における状況、神奈川県での記録に加えて、形態や分布、生態について簡単に解説されています。
当然ながら、保護の観点から具体的な地名などは明記されていません。
こういった報告書は、発刊しても無くなり次第絶版となってしまうので、欲しい方は早めに手に入れられることをおススメします。
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