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2017年6月 台湾探鳥記 其の参

6/27昼頃に松山空港(台北)に到着し、今回ツアーの後半訪問地である宜蘭に向かいました。

後半の目玉はこれ、ヤイロチョウ!

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初夏~夏の台湾探鳥ですが、台風以上に怖いものはありません。
十年ほど前の7月下旬に初めて馬祖に行った時、滞在している3日間に台風が3つ接近・通過していきましたからね....(lll゚Д゚)

ということで、今年の台湾も行程変更を余儀なくされました。
当初は台湾中部での観察を予定していたのですが、6月中旬に台湾西側を通過した台風2号の影響で、台湾中部(とくに西側)は大きな影響を受けたそうです。
そこで急遽、台湾本島北東部の宜蘭に行くことになったのです。
宜蘭の第1のターゲットは、さきほど紹介したヤイロチョウですが、ギリギリ間に合ったようです。
ここは里山麓の公園で、ヤイロチョウの営巣地がある沢筋は厳重に立ち入りが制限されています。しかしヤイロチョウは、沢が終わったところの公園にも現れるので、そこで観察できる仕組みになっていました。
地域の保護・研究者と一般の観察・撮影者がとなり合わせで作業する風景は、日本ではあまり見かけないですね。
宜蘭のあとは、山地を抜けて台北市方面に戻りました。
休憩に立ち寄った山地ホテルの駐車場では、ルリチョウが出迎えてくれました。馬祖にもよく似たオオルリチョウがいますが、最新の図鑑では別種になっています。

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普段は見にくいはずのタイワンシジュウカラも、今回は何度も姿を見せてくれました。繁殖期ということもあり、家族群も見られましたが、さすが人気のタイワンシジュウカラ、いつ見ても”男前”です。

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こちらも人気のミミジロチメドリですが、予想外に多く見られます。そのうち、「なんだミミジロか...」と言われるのはいつものこと。

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朝日を浴びて輝くチャバラオオルリ。ガイドさんはこの種名を日本語で伝えるのが苦手なようで、「チャンバラオオルリ」となります。
台湾にも物騒な小鳥がいるのですね。

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カワビタキは少し山に入れば普通に見られる鳥ですが、今回はこの1回だけでした。

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藪の中では、なかなか姿を見せないタケドリが...。

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上空を見上げると、タイワンオオタカが旋回中。日本のオオタカよりも目にする頻度が高く、都市部の公園などでも見かけますね。

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カザノワシも低空を飛翔してくれました。換羽中でボロボロですが、さずがに風格漂うブラックイーグルです。

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こんな感じで台北方面に移動してきました。今日の夕飯は名物の麺ですませ、北投温泉に到着しました。この北投温泉には、あの日本でも有名な加賀屋さんがあるのです。もちろん、我々はスタンダードクラスの温泉ホテルに宿泊です。
あっ、最近では台湾の温泉ホテルも、日本式で裸で入るところが多いですよ。

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さてさて、台湾探鳥記も残り1回となりました。
最終回は、台湾を代表するヤマムスメやズグロミゾゴイなどの身近な鳥と探鳥地を紹介しま~す

2017年6月 台湾探鳥記 其の四(台北市周辺:ヤマムスメなど)へ

2017年6月 台湾探鳥記 其の弐へ

2017年6月 台湾探鳥記 其の壱へ

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