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【野鳥撮影雑感】オリンパス EM-1markII+300mmF4.0に買い替えてみて感じたこと

バードトレッキングにキヤノンのEOS7DmarkII+EF300mmF2.8L ISII(以降7DII+サンニッパ)システムを引きずるように登っていましたが、毎回肩が外れそうになるので、話題のミラーレス一眼オリンパス EM-1markIIとM.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO(以降EM-1markII+サンヨン)の軽量システムに勢いで乗り換えてしまった岩本です。

買い替えてから、丹沢へのバードトレッキングに3回、近場の山の水場へ1回、近くの川へ3回と試してみましたが、使用感を今までの7DII+サンニッパと比較しながらレビューしてみたいと思います。

Em1ii_2233
たしか二の塔のピークから塔ノ岳と富士山と一緒に撮影してみました。上に付いてる照準器は「プロバー」です。

私的にEM-1markII+サンヨンシステムに期待する点は3つ。

・トータル重量2kgを切る軽さで楽々山登り
・三脚不要!?最大6.5段分の驚異の手ぶれ補正能力
・EM-1から大幅に進化したAF・連写性能でトビモノ撮影にも!?

といったところです。

■重石からの脱却!軽量システム実現

まず今までのキヤノン 7DII+サンニッパ のシステムは×1.4エクステンアー付きで総重量が3,485gありました。

バードトレッキングで山に登ると、基本尾根に出るまではリュックの中で眠っていることになり、とつぜん現れるウソやルリビタキならまだしも、真上を飛び過ぎて行くクマタカの姿を指をくわえて見送ることもままありました。

それが、EM-1markII+M ZUIKO 300mm F4だと574g+1,270g=1,844g
まだ手に入れてませんが、1.4倍のテレコンバーターのMC-14を加えても1,949gと2kgを切る重さに収まります。

これによって、登山中も鎖場などを除けば、常にシャッターチャンスに対応できるようになり、またサンニッパの大きなレンズを構える動作で逃げていた鳥たちも構えた姿勢で近寄って行けるので、シャッターチャンスが確実に増えました。

P1240695
山では人を気にしないコガラ

焦点距離は300mmと野鳥には物足りないところですが、センサーサイズの

大きさを考慮すると600mmになり、MC-14を加えれば換算で840mmと野鳥撮影に丁度良い画角が得られます。

■三脚不要!?驚異の手ブレ補正能力

定評あるオリンパス機のボディ内手ブレ補正。E-M1 Mark IIではボディ単体でシャッタースピード5.5段分、サンヨンのレンズ内手ブレ補正機構と協調すれば6.5段分という驚異的な手ぶれ補正効果が得られるといいます。

実際のところ試してみると、1/30、いや1/25でもコンスタントに手ブレのない画像が得られるのには非常に驚きました。EOS 7DII+サンニッパでは1/160くらいで歩留まりがかなり落ちていたので、この差はかなり大きく感じます。

P1251519
日暮れ近くに山の水場の前に現れたトラツグミは手持ちで1/20で撮影。被写体ブレに気を付ければ手ブレは気にせず撮影に集中できます。

では三脚はもう要らないかというと、AFポイントを的の小さな小鳥の目に確実に当てる安定性、構図の安定性の点でやはり三脚に据えた方が歩留まりは上がります。また飛び立ちの瞬間をプロキャプチャーモードで狙いたい時も三脚があった方が楽です。

■マイクロフォーサーズ機ではピカイチの高感度耐性

高感度耐性については、使用用途によって評価が分かれるところですが、ISO1600では問題のない画質を得られ、WEBに掲載する程度であれば、3200や6400でも十分鑑賞に耐える画質を得られます。

ただし、明らかにディテールが粗くなっていくので、被写体ブレが気にならない対象は、驚異的な手ブレ補正能力を活かしてできる限りベース感度のISO200で撮影したいなと感じています。

Iso2000p1250903
日陰の暗い場所でISO2000で撮影したシロハラ。WEB上ではまったく問題ないものの、等倍にして細かく見ると、粗い感じになっています。余裕があれば手ブレ補正能力を活かして低感度でも撮っておきたいところ。

キヤノンの7DIIとどちらが高感度耐性が上か?よく聞かれますが、自分が触った感覚ではAPS-C機を上回る程ではないのかなというのが正直な感想です。

もっともEM-5やパナソニックのGH2を使っていた当初を思えば、マイクロフォーサーズのセンサーサイズでこの画質は相当健闘していると思いますが。

■期待のAF性能・連写性能

ついに一眼レフ機を超えたか!?と言われるEM-1markIIのAF性能ですが、正直測りかねています。

たしかに列車やゴーカートなどある程度一定の速度で動く被写体であれば、効果を発揮するであろうC-AF追尾も、しばしばフレームアウトしてしまう鳥相手だとどこを追って良いか分からなくなってしまい使い物にならず。

話題の121点像面位相差クロスセンサーも、的の小さな小鳥相手では狙ったところに合ってくれず、結局止まりものは1点フォーカスで目に合わせるしかないという結論に落ち着いています。

今後のファームアップで瞳AFが鳥の目も検出してくれるようになるのを期待しましょう(笑)無理ですかね。

20170201p2010316近くの川で飛んでるコガモ♂をC-AFで撮影。まだ使い込んでいませんが、AF追従設定は-1辺りがしっくり来ています。

20170201p20103162
上の写真の拡大。ちゃんとピンもきています。状況によってはAFリミッターで合焦する距離範囲を制限してあげると、さらに快適に使えそうです。

飛んでる鳥の撮影に関しては、対象にもよりますが、7D2の時と同様、AFポイントはできるだけ少ない点数にして照準器で"キープセンター"しながら撮るのが一番無難なのかなというのが、今のところの印象です。

この部分はもう少し使い込んでからご報告します。

P1311211

今回はAF設定を中央1点にしていたために合焦せず撮り逃がしたクマタカ。次回こそは!

連写性能の方は申し分ないです。

静音連写LモードのC-AFであれば一眼レフのフラッグシップ機を凌ぐ、最高18コマ/秒のAF/AE追従連写で撮影できるので快適です。

電子シャッター特有のローリングシャッター歪み現象も飛翔撮影でも今のところはまったく気になりません。

シャッターを押す度に連写されてしまうので、気付けば撮影枚数が嵩んでしまい困るぐらいです。

P1311201
山の上でニホンジカに遭遇。偶然の出会いにも対応してくれます。

またシャッター音が静音シャッターにするとほぼ無音で撮れ、シャッターショックからも解放され、神経質な野鳥をシャッター音で飛ばしてしまうこともなくなり野鳥撮影には最適です。

一方、連写音を響かせて撮るのが心地よい!という方には撮ってる感じがしないので、消化不良に感じるかもしれません。

■EVFも違和感なし

EM-1markIIはEVF(液晶ビューファインダー)性能も評判ですが、こちらも評判どおり、光学ファインダーに慣れた目でも違和感なく使えます。

トビモノ撮影では大きくボケると被写体が青空に融けてしまい見失うこともあるので、照準器はあった方が良いです。

ごついメーカー純正の照準器でも良いですが、せっかくのコンパクトシステムに見合った小型の国産照準器「プロバー」はいかがですか?サンヨン軽量システムにじつにマッチしますよ!

20170131dsc04148
EVFの利点は、撮影するそのままの露出を確認しながら撮影できるところ。EM-1markIIなら、シャッターボタンの周りについている前ダイヤルを回転させればカンタンに露出補正できるので、露出の失敗は格段に減ります。

もう1つ、ファインダーを覗きながら、拡大してMFでじっくりピントを追い込めるのもミラーレス機ならではです。

一度この利点に慣れてしまうと、もう光学ファインダー機に戻れなくなります。

 

■7DII+サンニッパ VS EM-1markII+サンヨン どっちが良い!?

重量、機動力の点ではEM-1markII+サンヨンシステムの圧勝。軽くて快適です。

手ブレ補正能力もEM-1markII+サンヨンシステムは前評判どおりの性能。快適です。

AF性能は、どちらもそれぞれ不満が残るので。同点でしょうか。もう少し使い込んでから判断します。

画質はどうでしょうか、

7D2のシステムがサンニッパの大口径レンズとより大きなセンサーサイズということもあり、溶けるような背景のボケ味はやはり別格だな、とマイクロフォーサーズ機を使ってみて、改めて見直しました。

でもEM-1markII+サンヨンシステムも健闘しています。

_7d2trim
7DII+サンニッパでの等倍画像 ISO640 DPPでレンズオプティマイザー適用済み

Em1iitrim
EM-1markII+サンヨンシステムのほぼ等倍画像 ISO200。RAWを現像してトリミング。

P1311409
↑の元画像です。

撮影日も場所もISO感度も厳密な撮影距離も違うので一緒に比較するべきではないかもしれませんが、EM-1markII+サンヨンシステムもセンサーサイズの割には結構健闘してるなぁと思います。でもそれ以上ではないかなという印象。

今のところ機動力も上がって自分の撮影を大きくサポートしてくれるので、買い替えて正解だと思っています。

さらに飛び立ち画像が楽に狙えるプロキャプチャーモードや野鳥撮影で新しい表現ができそうな可能性を秘めた深度合成など、撮影をグッと楽しいものくれるシステムだと感じます。

追々またレビューしていきたいと思います。

Iwamoto

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