新春 台湾旅行記 その弐
大雪山では毎冬、イイギリの実に集まる小鳥を撮影するために大勢のバーダーが集まります。
普段は見づらいタイワンツグミも実に来る予定だったのですが、まだ少し時期が早かったのか現れませんでした。しかし、藪や地面でゴソゴソとうごめく鳥陰を発見。
いました、タイワンツグミの♂です! その後はメスも確認され、少なくとも♂♀各1羽はいたようです。
イイギリに数多くやってきたのはチャバラオオルリ。1カ所で10羽ほどの個体がいたようですが、なぜか確認されるのはオスが多かったです。割合からすると、約8割はオスだったように感じますが、その理由はわかりません。この傾向は別の場所でも同じでしたから、何かしら理由があるのだと思います。
イイギリ近くの斜面では、男前のサンケイも登場。合計で10羽が斜面で採餌していましたが、その内訳は美しいオス1羽、地味なメス9羽。ものすごいハーレム状態でしたが、「ここまでメスが多いと羨ましいというより大変そう...」というのが男性陣の感想でした(*´д`*)
そしてこの日、タイワンツグミとともに嬉しかった出会いがミヤマテッケイ。過去に何度か見たことがありますが、日没直前の薄暗い状況や藪の中を見え隠れするような場面ばかりだったため、比較的明るい条件下での観察は嬉しかったですね。大雪山で見たのは初めてです!
おまけに、夜探で観察した大雪山のムササビを披露します。高山のムササビは、顔が白いのです。宿泊した鞍馬山荘(標高約2,200m)の周囲にも多く、運がよければ部屋の窓からも見ることができます。
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