[ライバル比較 第4弾]コーワGENESIS22vsスワロフスキーCLポケット
定価10万円前後の高級コンパクト機である「コーワGENESIS22」と「スワロフスキーCLポケット」。先月末のGENESIS22発売直後から、「どっちが良いの?」というお問い合わせを沢山頂戴していますので、早速8倍機同士で [ライバル比較] いたします
【外観】
まずは外観から。
流石に対物レンズ25mmのCLポケットは、22mmのGENESISよりも大きいです。重さはCLポケット345g、GENESIS 315g。
視度調整リングは似たような位置についています。どちらもロック機構はありません。
【見え味】
視野の広さは、カタログスペック通りGENESISのほうが広いです。
しかし、双眼鏡を覗いた状態で視界の隅のほうを見ようと目玉をギョロギョロ動かすと、GENESISのほうは薄い陰りがチラチラでるのに対し、CLポケットのほうはそれが殆どありません。恐らくアイポイント(双眼鏡をのぞいて全視野がきれいに見える位置)が、CLポケットのほうが寛容なのでしょう。
なかなか文章でお伝えするのは難しいのですが、CLポケットは、「雑に覗いてもちゃんと見える」という感じです。
被写界深度(ピントの合う奥行き)も、わずかにCLポケットのほうがより深いよう。
しかしGENESISも負けていません。最短合焦距離1.5mは高身長の方ならば自分の足元にピントが合ってしまうほどの距離です。ちなみにCLポケットの最短合焦距離は2.5m。
両者とも色ノリや収差が殆どなく、さすが高級コンパクトといった仕上がりです。
【操作性】
ピント操作の第一印象は、「GENESISはピントリングを少し回すだけでピント位置が一気に動いてシビア。反対にCLポケットはグルグル回さないといけない感じ」。
実際にどれくらい差があるのか簡単に検証してみたところ、約250m離れた手前の対象と奥の対象にそれぞれピントを合わせた時、GENESISではピントリングが約30°回り、CLポケットでは約60°回りました。
まぁこのへんの操作性はお好みと慣れですね
また、GENESISのアイカップは、クリックストップタイプ(ちょこっと出したとこ・真ん中あたり・全部出したところ、の3箇所でカチッと止まる)ですが、CLポケットは無段階でスーっと動きます。私はちょこっと出す派なので、GENEISの方が使いやすいです。
【付属品】
どちらもストラップとケースが付属しますが、CLポケットにはキャップが一切付いていません! なお、GENESISには接眼レンズキャップが付属します。
お近くにお越しの際には、ぜひ店頭で実機を見比べてみてくださいね
⇒「スワロフスキー CLポケット 8x25」の詳細・ご注文はこちら
⇒「コーワ GENESIS22 PROMINAR 8×22」の詳細・ご注文はこちら
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