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野鳥カメラマンから見たCP+レポート[カメラ編]

2/27から4日間にわたって開催された「CP+(シーピープラス)2016」ですが、野鳥カメラマンの目線から私岩本がレポートしてみたいと思います。

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会期合計で67,792人前年とほぼ同じ来場者が訪れたCP+の会場。初日からこんな感じ

■みどころ
今年は、オリンピックイヤーということもあり、ニコンとキヤノン両メーカーからフルサイズのフラグシップ機が登場し、ニコンからは野鳥カメラマン待望のDXフォーマットのフラグシップ機D500がようやく発表された。

ミラーレス陣営からも長らく不在に等しかった超望遠系レンズが一斉に登場し、野鳥撮影ユーザーはようやく選択肢を選べる時代が到来。

■ニコン
・D500・D5

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ジオラマのサーキットでのタッチアンドトライコーナーでは、走り回るレーシングカーを撮影できるようになっていた。

D500で試してみたが、画面の大部分を占める153点フォーカスポイントは圧巻。実際にフィールドで試さないことには分からないが、AF性能は期待通りのよう。

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時間制限なしで試せるコーナーでは、D500(左)とD5(右)を取っ替え引っ換え試してみた。やはりD5の連写性能はすごい。キヤノンの1DXmark2と甲乙つけ難い。

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D5の高感度性能も驚異的だ。ISO102400はさすがにノイズが目立ったが、↑の画像のISO51200なら等倍で拡大してもこのとおり使えるノイズレベルで驚いた。

AF-S200-500mmのレンズを付けて会場の天井付近の一番暗い部分を狙うと、AFは迷いもせずにすんなり合焦したので「さすがはD5!」と思ったが、D500でも同様に問題なく合焦して驚いた。

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D500の静音連続撮影(3コマ/秒)だと振動や音がかなり抑えられ、スローシャッター時や音に敏感な野鳥撮影には重宝しそうだ。

個人的にD5・D500の一番嬉しい進化は、タッチパネルを採用した点。撮影枚数が多くなる野鳥撮影では画像の整理がとにかく大変。iPhoneやスマフォと同じ感覚で画像の拡大・縮小、一覧表示、前後の送りを操作できるので、とても効率が良い。一度タッチパネルに慣れるとボタンをちまちま押す操作には戻れない気がした。

・DL24-500

ニコンから発表されたばかりの高級コンパクトデジカメ"DLシリーズ"の中の高倍率ズーム機。Nikon1と同じ大型の1インチセンサーを採用しているので画質にも期待したい。

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発表されたばかりということもあり、D500やD5よりも待たされた。
価格が10万円台と高めなので、安価な高倍率ズームデジカメと比べると、より高級感がある。

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テレ端が結構伸びるのはお約束。

EVFの解像度も安価な高倍率ズームデジカメよりも精細(約236万ドット)で、マニュアルフォーカスをコントロールリングに割り当てれば、マニュアルフォーカスでのピント合わせも快適だ。残念ながらAFからダイレクトにMFにはできないのが惜しい。

500mmf5.6ということで野鳥撮影にはやや焦点距離が物足りないが、センサーも1インチと大型で、何より軽量コンパクトなのがポイント高い。高級お散歩カメラや長玉レンズのサブとしての使用にはちょうど良さそう。

■キヤノン 
・EOS 1DXmarkII

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体験コーナーにはEF100-400IS2がついた状態で触れるようになっていた。

ミラーレス機の望遠レンズを手にした後だと、ことさら重く感じる。

少し離れたところで体操選手が演技を披露していて、自由に撮影できるようになっていた。
連写は1DXの時点で十二分に早かったが、さらに進化。

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ソフト高速連写が警戒心の強い野鳥の撮影やスローシャッター時には使えそう。

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AFエリア選択のラージゾーンは飛翔撮影に活躍しそう 。

・EOS 80D

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7DmarkIIよりも小型軽量なのが印象的だった。F8対応のAFセンサーを27点搭載しているのも魅力だ。

・SX420 IS

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・SX720 HS

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とにかくコンパクトで軽い!どこでも負担なく持ち歩きたいお散歩カメラには良さそう。ただし両機ともEVF(液晶ビューファインダー)はないので、本格的な野鳥撮影には難しそう。

■オリンパス
・M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

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マイクロフォーサーズレンズにしてはかなりの重量だが、普段愛用しているキヤノンのEF400mm5.6Lよりか心持ち軽い程度。引き出し式のフードをしまうと、さらにコンパクトに収まる。

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AFも十分に早く、ピントリングを手前にクラッチすると、スムーズにMFに切り替わる。

何より手振れ補正の効きが驚異的!1/15でもブレずに撮れていて興奮した。
OM-D EM-1との組み合わせで、世界最強6段分の手振れ補正効果は伊達じゃない!

撮影画像も自由に持ち帰りOKということで、向かいのCASIOのブースを撮影!

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↑画像の左の辺りに狙いを定めます。

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シャッタースピード1/60なら手ブレ知らず。ISO1600でも解像度が十分な画像が得られた。

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1/20でも余裕!

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1.4倍のテレコンバーターMC-14とも組み合わせてみたが、AFスピードの違いは体感的にはほとんど分からないくらい。840mmの超望遠レンズがAF&手持ちで使用できるのはすごい!

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テレコン入りの840mmでも1/60は余裕!解像度もほとんど落ちることもなく、これならテレコン常用OK!

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SS1/15でもこのとおり。

この性能なら価格の高さにも納得。

■パナソニック
・LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 ASPH. / POWER O.I.S

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↑T端400mm ↓W端100mm

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オリンパスのサンヨンと比較すると、かなり軽く感じる。ズームなので収納するとさらにコンパクト。

手振れ補正の性能は約4段分とのことだが、やはりオリンパスのサンヨンを触った後だと手振れ補正性能で劣るのは感じた。

カメラはGH4で試したが、マニュアルフォーカスに関しては、オリンパス以上に使いやすかった。

AF後にそのままスムーズにマニュアルフォーカスに移行でき、真ん中に拡大画面&フォーカスピーキング機能も絶妙でとても好感触♪

■ソニー
・A6300
HOゲージの鉄道模型のジオラマが目を惹き、人気だった。AFはたしかに早いが野鳥撮影、とくに小鳥の飛翔撮影で使えるかというと微妙。

■ペンタックス
・K-1
とくにボーグユーザーを中心に期待されているペンタックス初のフルサイズデジタル一眼レフ機。あまりの人の多さに触ることを諦めた

注目はリアル・レゾリューション機能。手ぶれ補正機構SRを応用し、イメージセンサーを1画素ピッチずつ動かしながら4枚を連続撮影。1画素ごとにRGB各色の情報を得ることで、1枚の超高精細画像を生成する技術で、野鳥撮影で使うには用途がかなり限られるが、画質にこだわるボーグユーザーは試してみたいのではないだろうか。

■コーワ
・テレコンバーター TSN-EX16

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TSN-880/770シリーズのアイピースに付ければ、1.6倍になるテレコンバーター。しかも2連装中。何と、無限に連装することができるんだとか!

陸からの海鳥観察や猛禽の観察にはあると重宝しそう。
実際に、2段つなげて覗いてみたが、暗くはなるが、十分実用に耐える見え味だった。

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ひっそりとでじすこやの新カメラブラケットも展示されていた。カメラはCASIOから発売されたばかりのZR60を使用。もちろんワイド側はケラレるが、3段ほどズームしてあげればケラレなく撮影可。

■トミーテック BORG
・60φマルチバンド

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生産終了となった鏡筒バンドに代わる開発中の製品。マルチアルカスイス台座Nなどと組み合わせるととても快適そう。

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内側は植毛仕上げとなっていて滑らかに回転できそう♪

・カーボン鏡筒
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驚異的な軽さに驚嘆!新登場の107FLに取付けると、対物が重いのでちょっとバランスが悪いのが気になった。

Siga

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