冬の台湾バーディング 其の参(台湾本島・台北周辺編1)
今回は台北の北東、基隆からだと北西の金山というエリアを訪ねました。なぜか....そう、日本人バーダーにも嬉しい情報があったからなのです。
このツグミは右足を怪我しているようです。
さて本命は...と地元のバーダーの様子を窺うと、どうも緊張感がありません。話を聞いてみると、「朝はいたけど、しばらく出てない」とのこと。
それならばと真剣に探すモードに入ると、まずはオウチュウが近くに飛来。
台湾ではオウチュウは普通種(日本でいうヒヨドリ的な存在)なので、早々に次を探すと、カバイロハッカが街頭にとまっているのを発見。
そして、アカハラもチョロチョロと出現。
これも早々に切り上げると、けたたまく鳴き声を上げてツグミが飛び出しました。何事かと視線を移すと、アカモズに追われるツグミの姿を発見。
このアカモズは真剣にツグミを狩ろうとしたようで、追い出すのではなく襲っていたようです ~(°°;)))オロオロ(((;°°)~
まさかノドアカツグミもこいつにやられたか...。いやな思いが頭をよぎりました。
そしてタイムアップとなり、トイレを済ませてバスに戻ろうとすると、”こっちこっち”と呼ぶ声。同じ敷地内の建物の裏で見つかりました~
ちなみにノドアカツグミは、日本でも台湾でもノドグロツグミの1亜種とされており、種名としてはノドグロツグミとなります。
本命が見られてウキウキの参加者でしたが、夕暮れが迫り、ガイドさんが次を急かします。次は”コウノトリ”と図鑑で示されていたので、それほど期待していませんでしたが、着いてみるとコウノトリではなく....
そうです。道路脇の湿地にいたのはコウノトリではなく、ソデグロヅルでした。
嬉しい誤報に一気にテンションが上がりましたが、話を聞いてみると、この個体は3年連続で飛来しているそうです。また過去の写真も見せて貰うと、一昨年は幼鳥で、昨年は若鳥、今年になってきれいな成鳥羽になったことがわかりました。
土地の所有者の理解の元、手厚くもてなされるソデグロヅルを堪能して日没を迎えました。
「冬の台湾バーディング 其の四(台湾本島・台北周辺編2)」に続く
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