冬の台湾バーディング 其の壱(金門島編)
毎年の恒例行事となった台湾バーディングですが、個人的には今回が18回目となります。
金門島は台湾から飛行機で1時間ほどかかる場所にあります。というより、中国の厦門(アモイ)が目の前に見える位置といった方がイメージしやすいでしょうか(肉眼でもビルがはっきり見えます)。
つまり、台湾本島とは鳥類相が異なり、大陸系の鳥が見られるのです。

つぎは、金門島で繁殖している鳥たちです。
日本にも飛来しますが、ヤツガシラは金門島では1日に数羽を観察することができます。
耕作地に降りてエサを探しているところは保護色で気づきにくいですが、電線にとまっている場面もよく見かけます。
派手なところでは、アオショウビンも結構見られます。カワセミやヤマセミと違い、畑や海辺、牛舎など、どこにでもいるので、とくに探さなくても目に飛び込んできます。同じ仲間のヤマショウビンも少数が越冬していますが、今回は出逢えませんでした
もうひとつ、派手なところを忘れてました。花に来るエンビタイヨウチョウは、これまででもっともよく見られました。オスのメタリックなブルーやレッドは光線状態によって見え方が異なり、いい角度で見られるととてもきれいですね。割と最近になって見られるようになったので、金門島では増えている種なのかもしれません。
エレガントなシリーズの代表は、やはりカタグロトビでしょう。トビという日本人の概念を覆す白い出で立ちだけでなく、ホバリングを交えた飛翔も素敵です。
最近は台湾本島でも繁殖例が増えており、やがては日本にも本格的に進出してきそうな気がします。
そして、シックな鳥といえばこの鳥....。何だかわかりますか?
実はこの鳥、次の写真と同じ種なんです。そう、タカサゴモズの暗色タイプだったのです。
普通のカラフルタイプもきれいですが、暗色タイプも素敵でしたよ (・∀・)イイ!
ベニバトやハッカチョウは、たくさんいてお腹がいっぱいになります。
その反面、たくさんいそうでなかなか見られないのがクビワガラス。そう、金門島のカラスは、白い首輪のあるおしゃれなカラスなのです。
このほかにもシギ・チドリが多数生息している金門島は、鳥の密度もバツグンに多くて楽しい島です。
今回は実質1日半の滞在でしたが、最低で2泊、できれば3泊したいところですね。そうそう、金門島の春~夏は、ハチクイが繁殖していて間近で見られるのですよ。
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