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NEXCO東日本 ドラぷらの旅「カリガネを探すツアー」に参加してきました(12/6)!

野鳥研究家とくにガンの研究家として知られている池内俊雄先生の案内による「どらプラの旅」 化女沼伊豆沼蕪栗沼ツアー に参加してきましたのでご報告します。

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写真は左2羽がカリガネ、右の寝てるのがマガンです。

「まだカリガネを見たことがない」という方に限らず、「カリガネは見たけど自力で見つけられる気がしない」という方には間違いなくオススメできる内容でした!

まずは化女沼でのガンの飛び立ちからですが、残念ながらこの時(12/6)はまだシジュウカラガンが入っておらず、ヒシクイの飛び立ちだったそうですが、その後数日して化女沼に600羽()の群れが入ったとの報せがきました!

ちなみに、私はこちらの手違いでこれに参加できず。朝食後からの合流となりました

化女沼のセンターでは、池内先生からガンについてのレクチャーがあり、カリガネやシジュウカラガンの探し方のコツ、生態、環境の違いなど、図鑑には載っていない専門家だからこその話を聞くことができました。

例えば、好む環境の違いとして、カリガネは草を食べるので牧草地に多く、水田でもぬかるむところには入らず、畔にいる…とか、シジュウカラガンはここのところはダイズ畑を気に入っていて、ダイズ畑の多い地域にいるとか。

気になる カリガネとマガンの識別方法 も動画を見ながら、じっくりレクチャーを受けました。

一般的にはカリガネの黄色いアイリングを探すしかないと思われていますが、遠目では確認出来ないことも多く、それがカリガネ探しのハードルになっているわけです。

しかし、動き回る行動や羽の密度の違い、その場所の環境などをみれば、アイリングを確認しなくても識別できるなどなど、池内先生直伝のカリガネ識別術が伝授されました

カリガネ以外にもヒシクイに噛まれると噛まれた痕がケロイド状になるくらい痛いという話や茨城に飛来するヒシクイは宮城のヒシクイとは繁殖地や体の特徴が異なる(現状では亜種とまでは認められてはいないそうですが)とか、専門家ならでは興味深い話が次から次へと出てきます。

これらの話を聞くだけでも十分に価値がある内容でした。

さて、講義を受けた後は、車(HiACE)に乗り込み実技に移ります。

カリガネがよく見られるという地域に向かうと、あちらこちらに数十羽単位でガンの群れが見られます。

先生は車を止めてざっと双眼鏡で眺めただけで「ここにはいない」とさっさと見極めて次の群れに行きます。何度か後に早くもマガンの群れの中から次々とカリガネを発見し、その群れには計4羽もいました!

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左端と右端がカリガネ、他はマガン。

講義を思い返しながら望遠鏡を覗くと、確かに教わった通りの特徴、行動のカリガネがそこにいました。

一度見つけると参加者の方でもコツを掴み、その後4回ほどマガンの群れの中のカリガネに遭遇することができました。

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左端がカリガネ。

莫大な数のマガンの中からカリガネを探すとなると途方がくれますが、要点を押さえれば効率良く見つけることができることが分かりました。

その後は伊豆沼のサンクチュアリセンターなどに立ち寄った後「麺や文左」で昼食タイム(創業明治18年!)。

Photo

Photo_2コースのはじめはうどんでスタート!

うどん屋さんということですが、和風イタリアンテイストなおしゃれな雰囲気の店内とコース料理でお腹もすっかり満たされました。普段の鳥見とは一味違った贅沢な食事を味わえました。

食後はシジュウカラガン探しに向かい、その地域に到着するとあっけなく目にすることができました。

中にはシジュウカラガンとマガンの交雑という珍しい個体にも会いました。

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顔の白い個体がシジュウカラガンとマガンのハイブリッド。周りはシジュウカラガンとマガン(右の1羽)

最後の蕪栗沼でガンの塒入りは生憎の曇天でしたが、頭上を飛び過ぎていくガンの群れは時間を忘れるほどの迫力でした。

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蕪栗沼上空を埋め尽くす雁の群れ

実は今月27日にもこのツアーが開催される予定ですが、すでに締め切りとなっているようです。

おそらく来年も開催されると思いますので、興味のある方はぜひ来シーズンをご期待下さい。

撮影機材は手持ちで撮れるくらいに抑えて、望遠鏡があるとより楽しめると思いました(もちろん先生が自分の望遠鏡で捉えて参加者に見せて下さいます)。

今回は私の手違いで予約が取れておらず、先生と添乗員さんはじめ、参加された方々にもご迷惑お掛けしてしまいましたが、皆さま快くツアーに参加させて下さり、ありがとうございました。

Iwamoto

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