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ジシギ観察のシーズン到来です!

昨日、マイフィールドの田んぼの畦でミミズ採りに夢中なジシギを見つけました!

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一見体色は暗色でタシギっぽく、周りの方の話でも「タシギがウロウロしているそうですよ」とのことでしたので「やっぱりタシギか」と興味を失いかけた瞬間、

そういえばいつだかのYoung Gunsでの記事を思い出し…

BIRDER 2014年9月号」のYoung Guns「ジシギ三種の生態と識別」では、タシギとオオジシギ・チュウジシギの好む環境の違いが解説されていて、オオジとチュウジは畔などのやや乾いたところを好む…と記事に載っていました。

もしかしたらタシギではない可能性も!?と、頑張って識別してみることにしました。

ジシギの識別に関しては、持っていた「シギ・チドリ類識別ハンドブック」を確認。

チェック項目は、

・肩羽の淡色羽縁は?

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成鳥だからなのか肩羽の先端がボロボロでやや解りづらいですが、タシギのノの字模様ではなさそう。

・翼の下面
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タシギよりも暗い感じ。次列風切羽縁の白い縁取りや白線も目立ちません。

・尾羽
S7d2_2894
結局は広げた尾羽を確認しないと確証が持てないので、雨の中粘った結果、不鮮明な画像ながら辛うじて細い外側尾羽の片側7枚を確認。ハリオシギとも違う感じです。

マイフィールドでようやく念願だったチュウジシギを確認できました

手持ちの図鑑だけでは識別できない場合は、そのジャンル専用のハンドブックを手に入れて識別にチャレンジしてみて下さい。

お盆から9月末にかけてはジシギ類、とくにチュウジシギ観察のベストシーズンです。
ジシギというワードを聞いただけで拒絶反応から識別を放棄してしまいがちですが、識別ポイントに狙いを絞って確認すれば、識別できるかもしれません。

そうそうジシギの記事が掲載されている「BIRDER 2014年9月号」はこれからのタカの渡りシーズンにぴったりな「サシバとハチクマ」特集でもあります。ぜひチェックしてみて下さいね!

Iwamoto

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