春の飛島に行ってきました Vol.2
〔鳴き声で探せ!〕
私の滞在中、島には20人くらいのバーダーがいましたが、日本野鳥の会山形県支部支部長の簗川さんをはじめ、10年近く毎年飛島に通っているベテランバーダーさんや、鳥類調査員、鳥の研究をしている学生さんなど、いずれ劣らぬツワモノ揃い
島中を自転車や徒歩で回り、シマゴマやカラフトムジセッカ、ムジセッカなど、姿が確認しづらい種類も鳴声でどんどん見つけて行きます。
そして道でバーダー同士がすれ違う際には、すかさず情報交換!(笑)こんなことを繰り返していると、数日後には皆すっかり仲良しです
結局、稀にみる厳しい年だったにも関わらず、5日間の滞在中に確認された種は120種を数えました(往復航路含む)。このうち私自身が確認出来た種は2/3くらい。「なんか消化不良だなぁ」と感じていたのですが、考えてみれば「姿を観察できた種は昨年よりもずっと少ないけれど、鳴き声を覚えることが出来た種は昨年よりもずっと多い」のです条件が良いときも悪いときにも、何かしら収穫はあるものですね。
〔はじめてお出かけになる方は要チェック!の飛島事情〕
★舳倉島ほどではないものの、飛島も天候によって定期船が欠航することが間々あります。何を隠そう、今回も3日間の滞在のはずが5日間に…(特に今の船長さんは慎重派だとか…)
★宿は離島にしては多い方ですが、連休中や団体さんが入るとすべて満杯になってしまうことも。早めのご予約がおすすめです。なお、島内でキャンプは出来ません。
★島内の移動は無料のレンタサイクルが便利です。港のすぐ近くで借りられます。自転車も新しく、快適です。
★島内には“毎日やっている保障のある”商店や飲食店はありません。つまり昼食を食べられない危険性があるということ!とくに定期船が欠航するとお休みになるお店が多いです。宿におむすびを頼んでおくか、万一に備えてカロリーメイトのようなものを持っていくと安心です。結構歩くので、鳥見途中でつまめるお菓子も必須!
⇒春の飛島に行ってきました Vol.3(おまけ情報)へ続く・・・
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