キャノンパワーショットSX60 お客様の作例から...その2
探鳥地でも見かける機会の多いキャノンパワーショットSX60。またまた、ホビーズでお求め頂いたお客様(茨城県のK様)から作品が届きました。
お寄せ頂いた作品を紹介しながら、K様の疑問にお答えしていきたいと思います。
まずはヒレンジャクから...。
撮影条件もよく、順光でピントもばっちりです。露出補正はしていませんが、もし余裕があれば、1/3くらいプラスに補正してみてもよいかもしれません。
次はコサギです。
マイナス1・2/3の露出補正をしていますが、「元々の背景も暗く、嘴や足が背景に溶け込んでしまった」とのこと。たしかに、このような条件で全身を浮かび上がらせることは困難ですが、逆に言えば、芸術的なカットが撮れるチャンスでもあるのです。アオサギが佇む姿を「哲学者のよう」と表現する方がいるように、サギ類は物思いに耽るように見えることがあります。もう少し拡大してみたり、撮る角度を変えたり工夫すると、思わぬ効果があるかもしれません。
まずは、ベニマシコのオスです。
手前の枝が邪魔ですが、ピント自体は合っています。鳥のすぐ前後に枝があるだけなら、オートフォーカスでもピントは結構合いますね。
次はゴイサギです。撮影者側にも枝があり、その隙間を縫っての撮影だったようです。
鳥を中心にしてピントが合わなければ、周囲の枝などで再チャレンジ。それでもだめなら、いったんワイド側に戻してから望遠側にズームしてみましょう。
また、このように個体が落ち着いているときには、マニュアルフォーカスにもチャレンジしてみるとよいと思います。マニュアルを使えるようになると、天体撮影でも驚くような写真が撮れますよ。
記録サイズも、最高画質の〔L〕にしておきましょう。多少ピントが前後していても、L版くらいの大きさでみると、ピントが合っているように見えます。
このカットはISOが100で撮られていました。もちろん、低感度での撮影は画質的には理想ですが、その分、シャッター速度が遅くなります。水面のブレが改善されるかどうかはわかりませんが、ISOを400や800にして、早いシャッターも試せるとよかったですね。
以下の2枚を比較して、違いに気づくでしょうか?
もし条件が許すなら、露出を変えて撮影すると、ピントの合う確率が増えることもありますので、どうぞ試してみてくださいね。
また、このカメラは動画撮影機能も充実しており、秒間60コマのフルハイビジョン映像が記録できます。枝などの障害物が多い場面は、動画だとあまりに気になりませんので、こちらもチャレンジしてみましょう。
さあ、カメラ未体験者の皆さんも、一緒にSX60で超望遠撮影を始めてみましょう!
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