極東の鳥類 32 入荷しました。
極東鳥類研究会発行の論文集、「極東の鳥類」シリーズの最新刊「極東の鳥類32」が入荷しました。
今回は、「千島・サハリン特集」ということで、地理的に日本にも近く、エトビリカやシマフクロウ、マダラウミスズメ、アホウドリといった、日本でもお馴染みの種に関する研究報告が多く取り上げられています。
とくに択捉島の鳥類目録はなかなか興味深く、コミミズクやハギマシコがまれに繁殖となっているのを見ると、北海道でもそのうち...などと期待してしまいます。
また千島でのマダラウミスズメの報告では、本来本種は森林で繁殖することが知られていますが、森林のない地域の沿岸でも観察されることから、樹上ではなく地上でも巣を作っている可能性があると、興味深い報告がされています。
サハリン南部でのセンニュウ(Locustella)属の新種と思われる報告など、地理的に近い地域だけに、注目度も高い特集となりそうです。
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