台湾探鳥・撮影記 with SX60 その1
昔からの鳥仲間と共に、17回目の台湾に行ってきました。
今回はコーワの500mm+一眼レフのシステムと、買い替えたばかりのキャノンパワーショットSX60HSを持参したものの、所々で仲間のお世話があったこともあり、結局は肩から下げられるSX60HSのみの使用となりました。
これまでもSX50を愛用していたため、このカメラの実力は分かっていたつもりですが、今回も予想以上に活躍してくれました。
紹介する個体写真は、すべてSX60で撮影したものです。
----行程の概要-----------------
日程:11/11~16
主な探鳥地:大雪山(小雪山)、阿里山、埔里、台中市内、台北市内等
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ということで、順番に紹介していきたいと思います。
●11/11
・羽田空港→松山空港→大雪山
山は霧がかかり、また到着も夕方であったことから、鳥は移動時に観察した数種のみでした。
夜は大雪山周辺を車で流し、ムササビや小型のシカなどを観察。
以下の写真は、懐中電灯を照らした瞬間にムササビを撮影したものですが、約900mm相当の手持ち望遠撮影で、なんとシャッタースピードは1/5秒なんです。この写真が手持ちで撮れるなんて、驚きですよね。
●11/12
少しガスのかかる早朝に、70m先の枯木にタイワンジュズカケバトを発見。
以下はトリミングなしの画像で、デジタルズームを効かせた約2,730mm相当、シャッタースピード1/125秒で撮影しました。
最初は霧雨でぼんやりした中の観察でしたが....
運良く一瞬だけ霧が消え、クリアな視界で撮影できました。この深い紺色は素晴らしく、まさに帝の風格が漂う立派な鳥でした。
ミカドキジの周囲には、人なつこいキンバネホイビーもチョロチョロしており、こちらもバッチリ。 そして、遅い昼食を済ませた夕方には、本日のもう1つの主役であるサンケイを探しに行きました。すると、現場に着くやいなや、オスが道路脇で採餌しているのを発見。 風格はミカドキジに譲るものの、サンケイはかなりの男前です。5~6分間エサを食べると一旦は林に戻り、1時間後に路上に再登場。すると今度は、メスを4羽も率いています。ガイドさんによると、このくらいの数のメスを率いてハーレム状態になるのは一般的なのだそうです。
以下の写真で、オスの右後方にメスがいるのが見えるでしょうか? 比較できる写真はありませんが、メス同士で比べてみると、体色や尾羽の長さが異なっており、時折追い掛け合っていました。ハーレム内でも、力関係や順位もあるんでしょうね。
初日と2日目は、こんなところです。
あっ、忘れてました。最後のサンケイの写真の撮影時にはかなり暗く、ISOは1,600の状態で、シャッタースピードは1/10秒という低速シャッターです。もちろん、手持ちだったので細心の注意で撮影しましたが、このカメラの優秀さには脱帽です。
ちょっとしたコツさえ分かれば、誰でも手軽に撮れるのが分かったため、ホビーズワールドでも、パワーショットのSX60の販売を開始しました。撮影のコツを示したオリジナルの「虎の巻」もお付けしますので、メカ音痴だからと嘆く方も、どうぞチャレンジしてみて下さいね。
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