欲張りな人向け、道央→天売→道北駆け足鳥見レポート【後編】
岩本です。間が空いてしまいましたが、北海道のレポート後編です。
羽幌から海岸沿いの道をひたすらに北上して、サロベツに向かいます。青い空に、周りにはエゾカンゾウのオレンジが咲き乱れ、北海道らしい景色がどこまでも続きます。
まずは下サロベツの長沼を覗きます。狙っていたアカエリカイツブリは夏羽を期待しましたがちょっと色褪せ気味(^^;
コヨシキリやノビタキがサービス良く、遠くにツメナガセキレイも見えました。
今回の旅の本命のサロベツ原生花園にやってきました。
どうしてもシマアオジが見てみたいと探しますが、いるのはノビタキ、ホオアカ、コヨシキリ、ノゴマ、オオジュリンばかり。
一瞬だけ木道に出てきたという場所で待ってみますが、その日は音沙汰ありませんでした。
翌朝、どうアプローチするか悩みましたが、たまたま来ていたワイバードの中野さんが、第二展望デッキから早くもゆったりとした美しいシマアオジの囀りをキャッチ!
程なく遥か遠くにいるシマアオジを見つけて下さいました♪さすがです!
写真にするとケシ粒のようですが、シマアオジはシマアオジです。
その後、ゴマ粒くらいの距離でも囀ってくれ、何とか写真に収ってくれました。
シマアオジはサロベツ原野に雄が3羽くらいいるらしいのですが、運が良ければ木道近くに出てきて、目の前で御姿を拝めることもあるようです。
他はオオジシギがディスプレイフライトを繰り返していたり、オジロワシ、チュウヒが飛んだりと北海道らしい鳥たちが見られました。
ほんとは最終日までサロベツで粘る予定でしたが、飛行機のチケットを稚内空港発にするつもりが、なぜかオホーツク紋別空港にしてしまった為(^^;オホーツク海側に移動することとなりました。
まずはベニヤ原生花園を少しだけ覗きます。
コヨシキリ天国でシシウド絡みが狙いやすい感じでした。チュウヒやショウドウツバメも飛んでいました。
ようやく紋別近くのオムサロ原生花園に到着。
入り口の看板ではノビタキが出迎えてくれました。見えますか?
オムサロ原生花園は、規模がそれほど大きくないので、逆に鳥の密度が高く、撮りやすい印象でした。シマセンニュウ、ベニマシコ、ノゴマ、ノビタキなど今までの場所よりも格段にサービスが良かったです。
とくに、シマセンニュウが上に出てきてはよく囀っていて、早朝訪れればさぞかし撮りやすいだろうなぁという印象でした。
最終日26日の朝は紋別空港とサロマ湖の間にあるシブノツナイ湖畔を訪れました。
他の場所ではまともに撮れなかったツメナガセキレイがシシウド、ハマナス絡みで愛想良くサービスしてくれました。
マキノセンニュウもここにきてようやく姿を拝めました。しかもハマナスの上で目の前で囀ってくれます。ただし、7時くらいには次第に鳴き止んでしまうので、早朝厳守です。
シマセンニュウ、ベニマシコ、ノゴマ、ノビタキ、コヨシキリ、オオジュリンもすこぶる撮りやすかったです。
何より、景色が、写せばそのまま絵葉書になりそうなほどきれいでした。
道中コアカゲラを拝む機会もあり、終わり良ければすべて良しです。
全体を通して、ウミガラスとクマゲラが見られなかったのと、来年戻ってくるか分からないシマアオジをしっかり抑えられなかったのが心残りですが、それ以外は狙い通りの鳥を撮ることができました。
北海道最高です!来年もまた行けるとしたら、6月上旬に行ってみたいところです。
今回の旅では廻れませんでしたが、今の時期であれば、道東の「落石ネイチャークルーズ」がエトピリカのハイシーズンになってます。ウミガラスもこちらでよく出てるようですね。
「道東の野鳥情報」にも注目ですよ~
« DNAから鳥の種類が断定できる!“DNAバーコーディング”の話題 | トップページ | 谷口高司「山野の鳥/水辺の鳥マグカップ」入荷しました! »
「Hobby'sスタッフレポート」カテゴリの記事
- ロッキー松村の観察&撮影教室 3月10日 国立科学博物館付属自然教育園観察 実施レポート(2024.03.17)
- 野鳥界隈からCP+(シーピープラス)2024を振り返って(2024.02.26)
- 11/18開催の「OMシステム コラボイベント」のNote記事が公開されました(2023.12.13)
- 中村利和さんの写真集「鳥の肖像」サイン入りで限定入荷しました!(2023.11.25)
- ロッキー松村 葛西臨海公園観察&撮影教室 下見レポート(2023.09.11)
最近のコメント