「鳥類採集家折居彪二郎~鳥学・哺乳類学を支えた男~」
オリイという名の由来がわからないまま、そうした名を口にしている方が多いと思いと思いますが、いずれも、鳥獣採集家である折居彪二郎氏(1883~1970)に由来しています。
折居氏の活動は日本国内とどまらず、千島、樺太、満州、台湾、南洋諸島にまでおよび、鳥学の世界では「東洋のオリイ」と呼ばれていたそうです。
そんな折居氏の採集日誌の現代語訳を中心に、その業績をまとめた書籍が発売されることになりました(10月末予定)。
また嬉しいことに、9月30日までに出版社に予約された方は、予約特価の5,000円+税(定価は6,400円+税)で購入できるそうです。
本書は一般書店やホビーズワールドでの取り扱いがないという特殊な書籍ですが、鳥学史を語る上で欠かすことのできない内容に仕上がっているようです。
出版社のウェブサイトでは特設コーナーが設けられており、折居彪二郎の足跡や書籍の内容等が紹介されています。「学術的なことには興味がな~い」という方も、ぜひ一度覗いてみて下さいね。
一耕社のウェブサイト http://www.you-full.com/
最新の「日本産鳥類目録 改訂第7版」をみると、ヤクシマカケス(Garrulus glandarius orii)やダイトウミソサザイ(Troglodytes troglodytes orii)などの亜種小名にも、折居氏の名が採用されているんですね。
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