「奈良の野鳥ものがたり」入荷しました。
日本野鳥の会奈良支部の発足から45年間の野鳥観察の記録をまとめた「奈良の野鳥ものがたり-今、自然におきていること」が入荷しました。
15名の会員の方たちが、自らの目でみてきた野鳥たちの変化を自らの言葉で綴ったエッセイ風の読み物で、調査報告書や探鳥地ガイドとは趣向が異なります。
イソヒヨドリの増加や、ツバメの集団塒の観察、タカの渡りルート解明の調査などは、他の地域でも見られる変化であったり、参考になる事例となるのではないでしょうか。
冒頭には、「“今の自然に何が起きているのかを知ってもらうこと” “記録に残すこと”」この2つが本書の出版の目的だと明確に述べられています。
定期的な探鳥会の傍ら、地道な調査活動を長年続けてこられた陰には、しっかりとした志があるのだなと頭が下がる思いがしました。
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