EDレンズ搭載!モナーク5発売開始!!
カメラやスコープ好きの方にはお馴染みの"EDレンズ"を採用した42mm口径双眼鏡「モナーク5」が発売されました
EDレンズを使いながら、驚きの低価格を実現した、コストパフォーマンスに優れた新型モナーク。さっそく上位機種の「モナーク7」や「モナークIII」と比較してみました
EDレンズ搭載といえば、モナーク7が出た時に「この価格でEDレンズ搭載」と驚いたものですが、それよりもさらに低価格のEDレンズ搭載機の登場。
果たして、モナーク7と何が違うの?
そもそもモナークIIIとほとんど価格差がないけど何が違うの?
というわけで、ざっと三機種を比べてみると。
左からモナーク7、5、III。外観は、7と5が酷似してます。
■モナーク7と5の違いは視界の広さの差
両方EDレンズ搭載ならモナーク7の存在意義って?
ご安心下さい。覗き比べるとよく分かりますが、モナーク7は視野の広さが一回り広いです。モナーク5はIIIと同等レベル
視野の広さを重視するならモナーク7をオススメします。あと、7の方がどことなくコントラストが高くクッキリ見える印象を受けました
■モナーク5とIIIのレンズの差は歴然
では、モナーク5とIIIの違いは?レンズの差だけ?
デザインは大きく違いますが、言ってみればレンズの差だけとも言えます
ただ、そのレンズの差がなかなか大きい
EDレンズ(特殊低分散ガラス)は色収差(色の滲み)を抑える効果があります。
モナークIIIユーザーである私の唯一ともいえる不満が、この色の滲みだっただけに、EDレンズの効果は大いに期待していました。
実際に山の稜線や暗い水面のシラサギなどを見た時に、輪郭が紫色に滲んで見えるのですが、店内からビルのシルエットや明暗の大きな対象を見ても、モナーク5だと色の滲みがかなり抑えられていることが分かります
さすがEDレンズといったところです
■12倍という選択肢はアリ?
モナークIIIや7と違う点に、12倍の存在が上げられます。
12倍だと手ブレが酷いし、視野も狭くて使い物にならない?と思っていましたが、
左から8倍、10倍、12倍と並べてみましたが、見分けが付きません。持ってみた感触も重量もほとんど同じです。
筐体のサイズがホントに42mm口径?と疑ってしまうほど軽量コンパクトなので(モナークIIIよりもさらに軽量)、12倍でも両手でしっかりホールドしてやれば、手ブレはほとんど気になりません。
視野が狭いのと、明るさが8倍と比べて若干落ちるのは、仕方がない部分ですが、思っていたより気にならないレベル。それ以上に12倍という倍率にアドバンテージを感じます。
というのも、店内から覗いてみると、向かいの喫茶店の立て看板に描かれた小さな文字が、8倍ではぎりぎり読めないけれども、12倍だとはっきり読めるという差を感じました。フィールドだと、この「あと少し大きく見えれば…」という違いが識別の明暗を分けることがままありますよね。
12倍は、干潟や広い河川、湖沼、航路での海鳥観察など開けた環境で使う場合に大きく力を発揮するでしょう。望遠鏡を持たずに、双眼鏡一本で観察する場合にも頼りになります。
もちろん、万人にオススメできるわけではありません
山や林のフィールドでは、視界に野鳥を捉えられなくてもどかしい思いをする確率が上がるので、明るくて視野の広い8倍かバランス重視の10倍をオススメします
すでに、8倍を持ってる方の2本目の選択肢としては十分アリだと感じました。
この低価格でEDレンズを搭載した新型モナークとても魅力的な1台ですよ
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