東京湾岸春の水鳥ウォッチング
先日、シーズンインとなるシギチドリと夏羽になった水鳥を求めて、東京湾岸の谷津干潟と新浦安に行ってみました。
谷津干潟には、南船橋側にはヒドリガモ、オナガガモなどのカモ類(アメリカヒドリも1羽)やゴマ塩頭のユリカモメが数が減ったもののまだ残り、新習志野側には、毎年この時期に一羽だけやって来るホウロクシギが今年も来ていました
ホウロクシギ
ホウロクシギは、昼間は干潟中央のドラム缶付近で、カニを探してウロウロしていましたが、満潮手前(この日は16時頃)に再訪した時は、観察センター横の陸地が最後まで残るところにやってきて休息していました。
ハジロコチドリやハマシギもいるということでしたが、他のシギチは干潮にも関わらず不在辛うじてコチドリが観察センター前にいました。干潟が現れても入ってくるのが遅いようで、ホウロク以外のシギチ狙いなら、三番瀬の方が良いようです。隣で撮影していた方の話では、三番瀬は、他にオオソリハシシギやダイゼンなども来ているそうです
新浦安に移動すると、ハジロカイツブリとカンムリカイツブリが夏羽といって差し支えのない羽色に衣替えしてました。
ハジロカイツブリ
赤く目が光って見えます。金髪のタテガミがイケてますね
カンムリカイツブリ
普段は中々近くで見る機会がありませんが、このときは川に入って来て近くでした
ミミカイツブリ
一羽だけいましたが、まだ冬羽→夏羽のマダラ模様。
ウミアイサやスズガモも大抵は遥か遠方で見ることが多いですが、堤防越しから狙えるせいか、かなり近距離でした。
ウミアイサ雄
ウミアイサ雌タイプ
新浦安は、駅を降りて京葉線沿いを千葉方面へ向かって歩いて行き、海に出たところがもうポイントです。京葉線近くの河口付近はカイツブリ三種が、堤防沿いを沖のほうに行くに従ってスズガモが撮りやすくなります。ウミアイサは概ね場所を選ばず出現します。
冬鳥たちは、もう抜けてしまうまで秒読み段階といったところですが、渡る直前のきれいな夏羽を探しに、東京湾沿いを巡ってみてはいかがですか。
「海鳥識別ハンドブック」と「BIRDER4月号《カワイイシギチ特集》」もお忘れなく!ちなみに、あとで知りましたが、谷津干潟の観察センターで親切に野鳥を案内してくれた方は、4月号のシギチ特集で執筆されていたのでした
« アリス社の北海道野鳥図鑑の改訂版が入荷しました! | トップページ | ザハトラー雲台の取扱い注意点につきまして »
「Hobby'sスタッフレポート」カテゴリの記事
- レオフォトの超軽量2ウェイ雲台「VH-30」が入荷しました!(2021.04.17)
- 「ロッキー松村の観察&撮影教室」@水元公園(3/14)のご報告(2021.03.22)
- 初心者予習講座② 冬の河口で見られそうな鳥を事前にチェック(2021.03.04)
- 初心者予習講座① 冬の皇居で見られそうな鳥を事前にチェック(2021.01.29)
- <カールツァイス Victory SF 10x32> を、調査スタッフにも試してもらいました。(2020.12.31)
最近のコメント