ザハトラー雲台の取扱い注意点につきまして
人気継続中のザハトラー雲台ですが、いかにも屈強そうな外観からは、そんじょそこらのことじゃ壊れないぜぃ~というオーラを感じます。
しかし操作方法を誤ると、案外簡単に不具合を生じてしまうので、今日はザハトラーユーザーも意外と知らない取り扱い注意点をまとめてご紹介します。
まず、殆どの方が気づかないこの注意書き↓
プレートを外すと見えるところに貼ってある(なんでこんなところに…汗)シールに、小さな字で2つの注意事項が書かれています。
まず1つ目は、「ダイヤル上の白いマークに合わせてご使用下さい。」
これは、粘性調整ダイヤルを数字メモリと数字メモリの間の中途半端な位置に合わせた状態で使用しないでください、という意味です。下の写真をご覧ください。
写真右の状態で使用してしまうと、ギヤの噛み合わせが上手く行かなくなり、故障の原因となるのだそうです。
2つ目は、「運搬時は"0"の位置に合わせてください」
これは、移動の際には、パンとティルトの粘性調整ダイヤルを"0"に戻すように、という意味です↓。
こちらも、"0"以外のところで衝撃が加わると、ギヤの噛み合わせに不具合が出るのだそう。
ザハトラーに持ち込まれる修理依頼の殆どが、このギアの噛み合わせ不具合によるものだそうで、Hobby'sでも今までに数件これが原因と思われる修理を受けています。なお、修理費用の目安としては、1万円程、修理期間としては、1ヶ月程掛かる場合もあります
それからもうひとつ。
小さなことですが、水準器バブル点灯用のボタン電池の出し入れに関する注意点があります。
写真↑の通り、電池を入れ換える際に、上の端子が電池の下側に潜り込んでしまい、水準器が点灯しなくなってしまったり、ショートしてしまう場合あります。
電池交換の際には、横から覗き込んで、電池に上下の端子がきちんと接触しているか、ご確認下さい。
最後に、プロカメラマンの方から教えていただいた経験談をひとつ…
海の潮が被る状況でザハトラーを使用したところ、塩がギヤの内部まで入り込んで動かなくなってしまったのだとか。修理費用が新品が買えるほどかかったと嘆いておられました
海辺での使用は避けるか、しっかりガードした方が良さそうです。
ぜひ、周りでザハトラーを使われている仲間の方にも注意喚起してあげて下さい無駄な修理費用は掛からないに越したことはないですから
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