撮影だけじゃない!観察にも威力を発揮!!コーワ TE-11WZレポート!
先日、ワイバードの「奥駿河湾と浮島ヶ原」のツアーに参加した際、コーワの新型ズームアイピース「TE-11WZ」を試してきましたので、ご報告します。接眼レンズでありながら、XDレンズを採用したという新型ズームアイピースの実力やいかに
TSN-774 +TE-11WZ + ニコン クールピクスP310 50倍 浮島ヶ原にて
まず奥駿河湾についてですが、静岡県の駿河湾の中でも、沼津港よりもさらに奥部、淡島や三津シーパラダイスがある辺りは奥駿河湾と呼ばれ、波も穏やかでどういうわけか海鳥が入りやすいポイントなのだそうです。
過去にもマダラウミスズメやハシブトウミガラスなど、意外な海鳥が出現し、ミステリーゾーンとしてバーダーの注目を集めているんだとか。今回は何か出るのてしょうか
まずはクロサギが現れました!一眼(400mm)ではかなり物足りない距離でしたが、
キヤノン EOS 7D EF400mm F5.6L USM
さすがはデジスコです。ワイド側25倍でもこの威力!
ちなみに機材は、TSN-774 TE-11WZ + ニコン クールピクスP310
・25倍
60倍だとここまで寄れます!新型アイピースは、デジスコでも威力を発揮します
何よりズームアイピースでありながら単焦点並に視野が広く、レンズのお陰でしょうか、他の参加者の方にも覗いてもらうと、しきりに「明るい!」と連呼されていました
そしていましたよ!遙か沖合いに浮かぶウミスズメ類が!
近付いて尚500m以上あったでしょうか、しかし、ズームアイピースを望遠側の60倍に振ると、特徴である目の周りの白色がくっきりと確認できます。紛れもなくケイマフリです!写真は60倍で撮ったものをかなりトリミングしています
ケイマフリといえば、日本近海のみに生息し、「次絶滅するとしたらこの鳥!」とも言われているくらい希少な鳥とのガイドの方の説明。昨年の落石クルーズでも見たので、北方に生息しているイメージがありましたが、まさかこんな海域で再会できるとは!得した気分になりました
この新型ズームアイピースがデジスコで真価を発揮するのは、ある程度想定通りだったのですが、観察でも必要性を感じますね
海鳥を観察していてとくに強く感じましたが、
実際にフィールドに出て、「あの鳥は何?」という識別できるかどうかの瀬戸際の局面に立たされると、微細な色の滲みや解像度の甘さが識別の大きな障害になることが分かりますこの場面でも、明るくクリアな「新型ズームアイピースを持ってきてて良かった!」と実感できました
個人的にすごく欲しいものリストの上位にランクイン海鳥や猛禽観察、フィールドが干潟や湖などの広大な場所の方なら迷わずオススメできる一品です
しかし、現在メーカーでも売れ行き好調ですでに品薄とのこと予定がある方は早めに手に入れた方が良さそうですよ
コーワ TE-11WZ 25-60倍ワイドズーム接眼レンズ の詳細はこちら
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