上越ガン・カモ・ハクチョウ巡り(瓢湖・朝日池)
最近珍鳥を求めてフラフラすることが多い岩本です
「瓢湖に珍しいカモが来てるよ」という情報を貰った時には 「珍鳥ばっかり追い掛けても仕方ないし。何より遠いし。 」とスルーする気満々だったのですが、知り合いから「朝日池のハクガンと絡めてどうですか?」と誘われると、まだ見ぬ二種のガンカモと初めての探鳥地の誘惑には抗えず、「ではぜひ!」とあっさり方針転換、関越道を北上していたのでした。
12月1日21時。仕事終わりの足で東京駅で待ち合わせ出発。関越トンネルを抜けたところでチェーン規制に遭ったのが予想外だったものの、新潟付近のPAで車中泊し、翌朝7:30瓢湖に降り立ちました。
湖より沼といった雰囲気の瓢湖は思ったより小さい印象。それにしてもものすごい密度のカモです。この中からたった一羽のカモを探すのは無謀の二文字に尽きます。
種類としては、コハクチョウ多、オオハクチョウ少、オナガガモ>ヒドリガモ>マガモ>ホシハジロ>キンクロハジロ>ハシビロガモ>コガモといったところ。
ハクチョウたちが盛んに湖面から飛び立って周辺の田畑に分散して行きます。ハクチョウ飛び立ち撮影にはもってこいのアングルです。
せっかくなので、スローシャッターで狙ってみたり。
と、カモ探しを忘れてついついハクチョウに夢中に
カモにも目を向けると、幸先良く混じりっけ無しのアメリカヒドリを発見!他のカモと同じく目の前までやってきます。少なくとも2羽はいました。
と思ったらヒドリとのハイブリッドもおられました。
ところが、いくら探せど本命が現れません。10時で一度休憩にして身体を温めます。
気を取り直して第二ラウンド。探すこと30分。目の前に頭部の色がホシハジロよりも一段と濃いカモがおでましです。
虹彩は白くありませんが、一段と瞳がつぶらですメジロガモ♀タイプ(若♂、ホシハジロとのハイブリッド?などの可能性もあるようです)を拝むことができました。特徴の下尾筒の白も確認できます(♀の資料が少ないのですが「コリンズ2nd」、「台湾野鳥写真図鑑 水鳥編」に掲載されています)。
他のカモと餌を奪い合っています。どうやら朝のうちは中洲に上陸してオナガガモの群れの奥で眠っていた模様。見つからないわけですホッと一安心。
瓢湖の良いところは、鳥との距離が近いというところです。300mmくらいの望遠レンズでも十分に楽しめます
手間取りましたが、次の探鳥地の朝日池に向かいます。北陸道を下って柿崎で下り、計二時間ほどで朝日池の南側堤防に到着。
着くと同時にクライマックス!
すごい数のマガンやオオヒシクイが磐梯山(?)をバックに群飛しています。
何かと思ったら、オジロワシが追い掛け回していました。あの悠然とした動作で狩りが成功する気がしないのは私だけでしょうか。
他にも、カワアイサやミコアイサ、マガモ、カンムリカイツブリなどが湖面に浮かび、ハヤブサもすごいスピードで飛び回っています(なぜだかカモたちは無反応)。
そして、はるか遠方マガンの群れの中に一羽の白い鳥が!しかし、寝ていて確証が得られません。
たった一瞬顔を上げました。ピンクの嘴と脚に黒い風切り、紛れもなくハクガンです(写真で伝わるでしょうか)。一羽だけ&遥か遠方でしたが、お姿を拝めました
今回は車中泊の弾丸ツアーでしたが、次回は宿を取ってじっくり訪れてみたいと思います。
ちなみに雪は新潟市内は田畑が薄っすら雪化粧していましたが、今回は関越道で一箇所チェーンをした以外は、普通のタイヤで問題なく走れました。気温は朝のうち零度近くまで冷え込むので、冬装備は抜かりなくして探鳥をお楽しみ下さい。
何はともあれ、Iさん。車を出してくれたり、充実した鳥見をありがとうございましたみなさんもこの機会に上越行を計画されてはいかがですか
追記。ただいま「迷彩ネット72時間セール」中です5日(水)10時まで、お急ぎくださいっ
« ザハトラー、今なら各機種そろっています! | トップページ | 迷彩ネット72時間セール、あと24時間で終了です! »
「Hobby'sスタッフレポート」カテゴリの記事
- ロッキー松村の観察&撮影教室 3月10日 国立科学博物館付属自然教育園観察 実施レポート(2024.03.17)
- 野鳥界隈からCP+(シーピープラス)2024を振り返って(2024.02.26)
- 11/18開催の「OMシステム コラボイベント」のNote記事が公開されました(2023.12.13)
- 中村利和さんの写真集「鳥の肖像」サイン入りで限定入荷しました!(2023.11.25)
- ロッキー松村 葛西臨海公園観察&撮影教室 下見レポート(2023.09.11)
最近のコメント