日本鳥類目録第7版"再入荷"しました!
野鳥に関わる多くの人々の間で話題騒然となっている「日本鳥類目録 改訂第7版」。
予想を大きく上回る人気で在庫を切らしておりましたが、本日再入荷致しました
"日本鳥類目録"というタイトル通り、この本には、日本で記録があると認められた種を最新の研究を用いた分類に順じて列挙されています。このボリュームの厚さから、イラストや写真が挿入されていたり、識別方法などが解説されていると思われている方もいらっしゃるようですが、内容はひたすらに学名、和名などの種名と日本での記録のある場所がテキストで並んでいるだけの、一見何の面白味のない本です
しかし、この本が分類の順序や種名表記の基準となるので、研究者や図鑑の編集者にとってはマストアイテムと言えます
今までの基準となっていた第6版(2000年刊)から第7版になって何が変わるのかというと…今、お手許にある図鑑の分類と見比べてみましょう。
分類の順序がキジ目から始まっていたり、タカ目にいたハヤブサ科が移動していたり、タカ目にミサゴ科が新設されていたり、メボソムシクイの前にオオムシクイなんていう今までの図鑑では聞き慣れない種が見受けられたり、ヤツガシラがサイチョウ目に分類されていたり…
と、数えだしたらキリがないほどの違いを見つけることができます。
今後出版される図鑑や出版物はこの第7版を基に作られることが予想されますので、今までの図鑑の順序が頭に入っているというバーダーも、これからに備えてもう一度分類順序を覚え直す必要がありそうですね
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