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スワロフスキーATX/STX、ATM/STM徹底検証!

現在、スワロフスキーのスコープを購入しようとすると、2つの選択肢があります。
それは、巷で話題沸騰中の新型スコープATX/STXシリーズと、現行型のATM/STMシリーズです。
両者の特徴や違い、今後の展開を含めて少しじっくりと検証してみましょう。

ちなみに、新型のATX(傾斜型)は9月発売予定ですが、STX(直視型)は来年の1月発売予定のため、比較は65mm口径の傾斜型同士としました。

----両者の特徴----

●ATX/STXシリーズの特徴
接眼レンズユニットと対物レンズユニットとに分割できるという、革新的なスワロフスキー最新スコープです。ユニットは個々にも購入が可能ですので、シチュエーションに合わせた使い分けが可能ですし、収納時のコンパクトさも魅力です。
また、光学系にはスワロフスキー最新の光学技術“スワロビジョン”が採用されています。

●ATM/STMシリーズの特徴
本体にマグネシウム合金を使用することで、これまで以上の軽量化を実現した、Xシリーズ発表前のスワロフスキー最上位機種です。
今後はメーカー在庫が無くなり次第に、ATS/STSシリーズ(本体にマグネシウムを採用する以前の機種)に移行するため、軽さを追求した当機が手に入るのは今だけということになります。
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----両者を比較----

(新型)ATX65セット VS (現行型)ATM65HD+25-50xW接眼レンズ

●使用時の大きさ・重さ
長さはATX65セット339mm、ATM65HD+25-50sW360mmで、ATXのコンパクトさが際立っています。
一方、重量では、ATX65セット1,585g、ATM65HD+25-50sW1,315gと、Mシリーズに分があります。この270gという差は、双方を手にとってみるとその差をすぐに感じられるくらいです。
大きさ重視ならATX、重量重視ならATMという結果となりましたね。
(上:ATX65セット、下:ATM65HD+25-50xW)

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●収納
Xシリーズは、分割すれば長さを抑えて収納することが出来ます。
しかし一方で、頻繁な着脱は分割部分からのホコリの侵入が心配です。特に対物レンズユニット側は、分割部のすぐ手前に保護ガラスがあるので、乱雑に扱うと、カツンッといってしまう可能性も…
分割や結合作業は、落ち着いてできる環境下で行うことが望ましいですね。
(上:ATM65HD+25-50xW、下:ATX65セットを分割した状態)

Cimg8620a●操作性
Xシリーズの対物レンズユニットと接眼レンズユニットの着脱は、ストッパーを押しながら接眼レンズユニット側を押し回してやるだけです。
ただ、防水性を保つためか、この押し込みには少し力がいるので、慣れるまではコツがいるかもしれません。
力の弱い女性には、少し苦手な作業になるかもしれませんね。

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また、倍率を可変させるためのズームリングは、Mシリーズが目元にあるのに対して、Xシリーズはピントリングのすぐ隣に配されています。
操作系がまとまって使いやすくなった一方で、咄嗟の時の紛らわしさや、ロングプレートにセットした時に操作しづらくなるといった側面もあります。

これも慣れの問題ですし、新型スコープの特徴の1つである革新的な撮影システムには、この機構が不可欠なので、撮影を行わない方は、事前に操作性を確かめられるといいでしょう。
(手前:ATX65セット、奥:ATM65HD+25-50xW)

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●アダプター類
Xシリーズの発売に併せて、撮影用のアダプター類も一新されました。
これらはXシリーズとMシリーズの両方に装着が可能です。というのも、アダプター類はそれぞれATX/STXシリーズ用と、今後発売されるATS/STSシリーズ用が用意されており、後者がATM/STMシリーズに流用できるためです。

●見え味
そして、最大の関心事である光学性能(見え味)ですが、すみませんっ…。撮影画像での比較を試みましたが、(差が出やすい悪条件下で試していないので)思うように差が出ませんでした
代わりと言ってはなんですが、Hobby'sスタッフの生評価(笑)をお伝えします。店頭だけでの比較ですから、あくまで「第一印象」としての感想です。

店長S:正直、双眼鏡がスワロビジョン化した程の衝撃は感じられませんが、その要因のひとつは、比較対象となるMシリーズ(とくに接眼レンズが「25-50xW」となって以降)の完成度が高さゆえでしょう。
陽炎が立っている干潟や夕暮れ時のヨシ原など、悪条件下での比較が楽しみです。

スタッフT:被写界深度が浅い訳では無いのに、Xシリーズでは手前の対象物がより浮き立って見えます。一般に像が平坦になると言われているフラットナーレンズを使っているのに、この奥行き感はすごい。

スタッフI:Mシリーズでも周辺の歪みは殆ど感じられませんでしたが、Xシリーズになってズームの望遠側でもさらにフラットさに磨きが掛かったように感じます。デジスコやデジ一眼で使うには頼もしいポイントです。また、スワロビジョン化したことが直接影響しているのか分かりませんが、色の濃度が心なしか濃く、鮮やかになった印象を受けます。

●結論
新型スコープの光学性能は検証し切れてませんが、双眼鏡のスワロビジョンの実力からすると、フィールドで期待を裏切ることはないはずです。
また、従来の常識を覆すほど画期的な分割方式の採用、撮影アダプター開発など、新型スコープに対する注目度や期待は増すばかりです。

一方で、改めて現行型ATMを見直したところ、その完成度の高さを再認識しました。
どちらかを選ぶ際には、価格だけでなく、使用方法(撮影主体or観察のみ...)や大きさ、重さなど、じっくりと検討してみて下さいね。

新型を選ぶなら急ぐ必要はありませんが、現行型を(それも、と~ってもお得な条件で)入手できる期間は限られていますので、ご注意下さい

⇒新型ATX/STXシリーズの詳細・ご予約はこちら
⇒現行型ATM/STMシリーズの詳細・ご予約はこちら

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