日本鳥学会発足100周年記念展示のご案内
すでに各方面で話題となっていますが、今年は日本鳥学会が発足して100周年となる記念すべき年ですこれに伴い開催される2つのイベントをご紹介します。普段は公開されないような貴重標本を含む、数々の資料が展示される滅多にない機会ですよ
【日本鳥学会の百年】
場所:東京大学総合研究博物館
会期:昨日より開催中~9月21日(金)
料金:無料
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/exhibition/2012Torigakkai.html
【日本鳥学会100周年記念 鳥類の多様性~日本の鳥類研究の歴史~】
場所:国立科学博物館
会期:10月6日(土)~12月9日(日)
料金:大人・大学生600円、高校生以下無料
http://www.kahaku.go.jp/
2つのイベントに共通する最大の話題は、世界に3体しか標本が無い絶滅鳥「カンムリツクシガモ」の展示です。この標本は、3体のうちの2体を山階鳥類研究所が所蔵していますが、その2体(雄雌)とも公開されます。
ちなみに公開は50年ぶりだそうです
→8月24日追記:山階さんのHPに訂正記事が出てました正確には30年ぶりとのことです。
それぞれの展示内容は少し異なっていて、前者の東京大学の方は、鳥学会の初期の歴史を中心に、ヤンバルクイナのタイプ標本(命名の際に使われた標本)も公開されるとか。
後者の科学博物館の方では、鳥学会の最新の成果に重点が置かれ、“あの”「ミヤコショウビン」の標本も公開されるとのこと…
余談ですが、種の発見や標本の採集、そして記載に至るストーリーは、なんとも言えないロマンや謎があり、知れば知るほどハマってしまいます(笑)。
ちなみに今回登場した「カンムリツクシガモ」「ヤンバルクイナ」「ミヤコショウビン」には、こんないきさつがあります(↑山階鳥類研究所HPにリンクします)
この写真のホンモノが見られちゃうんですから、これはどちらも行くしかないですね
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