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エトピリカとケイマフリと...

以前にもご紹介した道東の落石ネイチャークルーズですが、6月の初めに行ってきました。

「通常は、エトピリカは6月中旬に来る..」というので、この時期の訪問は”賭け”のようなものでしたが、果たして結果は如何に....。

まずは乗船料を支払い、誓約書にサインし、美しい受付のお姉様方に見送られて乗船です。

Hune

出航後、まず出迎えてくれたのがケイマフリ。この海域には、一年を通して生息しているようで、夏には、黒い体に愛嬌のある目の周りの白いリング、赤い足が特徴的です。

Photo

お次は、これも周年生息しているウミスズメです。いきなり船の近くに浮きでてびっくり。

Umisuzume_2

そしてそして、やはり真打ちは最後に登場です。

ガイドさんが遠くにエトピリカを発見すると、「ここで待ちま~す」とのこと。心の中では「近くで見たい...」と思いながらも、「運がよければ近寄ってくるよ」との言葉を信じて待っていると、少しずつ近寄ってきたような感じ。

すると、いきなり船の近くに浮き出てきました

Photo_3

もちろんトリミングしているので、本当は小さく写っているのですが、25年前に写した豆粒の写真と比較すると特上の出来です。

エトピリカは接近してくると、とくに何もなかったかのように離れていきました。

実際の距離だけでなく、人間とエトピリカのこの距離感(=関係)、絶妙ですね。

決して船を近づけないことにより、一部の乗客からは文句もでるようですが、その辺の注意事項は誓約書に記載されています。(*^ー゚)bグッジョブ!!

エトピリカという美しい、というより神々しい鳥を見ると、保護の必要性を肌身で感じ、皆で協力しようという気持ちになるはずです。

これまでは、「稀少な鳥だから見せない」という保護のあり方が主流でしたが、たくさんの方に保護の意義を知って貰うには、ある程度は見せることが必要です。見ないと実感できないし、他人事のようにしか感じられません。

そうそう、普通、漁師さんと海鳥保護は反目する関係にありますが、このクルーズで使用する船は、なんと漁師さんの漁船なんです。

漁師さんも鳥のすばらしさに目覚め、協力してくれているのです。素敵でしょ

落石ネイチャークルーズはこちら→ http://www.ochiishi-cruising.com/

あっ、オススメを忘れていました。

予約が必要ですが、クルーズ受付の建物で食べられる霧娘弁当(\1,000-)は、漁師さんの奥様方の手作りです。

漁師さんの奥様が作るのですから、素材も新鮮だし、おいしいに決まってますよね。

Bentou

写真の時知らずや花咲ガニの鉄砲汁、おいしかったなぁ~。

Yosinari

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